ノーベル賞経済学者に学ぶ現代経済思想 の商品レビュー
思想内容よりも人物研究中心の列伝的内容に重きを置いているので経済理論等に詳しくない初心者にも楽しめる内容になっている。ただし、時系列ではなくカテゴリー別に記載されているので最低限の理念的素養は必要かもしれない。また、1999年までの受賞者しか掲載されていないので2020年から見れ...
思想内容よりも人物研究中心の列伝的内容に重きを置いているので経済理論等に詳しくない初心者にも楽しめる内容になっている。ただし、時系列ではなくカテゴリー別に記載されているので最低限の理念的素養は必要かもしれない。また、1999年までの受賞者しか掲載されていないので2020年から見れば「現代経済思想」ではなく、もはや「古典化」したようにも思えるが、ノーベル経済学賞は1969年にスタートしたものであり、たった50年程度の歴史しかない事にあらためて驚く。解説にある「ノーベル経済学賞は政治的であると言われるが、ノーベル平和賞の方が政治的だし、「賞」というのはどうしたって恣意的であるから、その恣意性を意識的に利用すればよい」というのは言い得て妙であり印象的。
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経済学関連の読み物 ノーベル賞受賞経済学者の立案した『政策』や『理論』についての解説、テキスト読むよりは雰囲気が頭に入ります。 『第8章:経済学と倫理』のセンについての内容は、 そのような選考委員の反応が目に浮かぶようです。 ノーベル賞と言う名称は変更した方がいいですね。
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