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銭道 さすらい編(さすらい編) の商品レビュー

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2013/11/16

青木雄二の著作って面白いなぁ。社会の裏を暴く!って感じ。 暴露本のスキャンダラスな好奇心満足に加え、 根本に流れる、搾取する者v.s.される者という俯瞰的視点が魅力です。 銭道(前巻)もそうでしたが、世の中のキレイな言葉の嘘を見抜き、 躊躇の無い関西弁で言い切る文章は、歯切れがよ...

青木雄二の著作って面白いなぁ。社会の裏を暴く!って感じ。 暴露本のスキャンダラスな好奇心満足に加え、 根本に流れる、搾取する者v.s.される者という俯瞰的視点が魅力です。 銭道(前巻)もそうでしたが、世の中のキレイな言葉の嘘を見抜き、 躊躇の無い関西弁で言い切る文章は、歯切れがよくて痛快です。 小泉政権(当時)の痛みを伴う構造改革とは、 「足手まといの庶民を切り捨てて浮いた税金で、勢いのある大企業を  活性化させることや。そうしたら後で大企業が雇用してくれるかもよ。  ごめんな、多くの労働者よ。俺らのために死んでくれ。」 ということが真実や! しかも、日本人の7割は自分を中流だと思い込んでいるから 誰しも自分のことと思わない、そこまで小泉クンは巧みに読んでいる。 ここまで言われるとグーの音も出ません。 しかしそれでも、それでも、青木雄二は言います。 大不況。資産を持っていないことが強みや、と。 株が暴落しようと、銀行・生保が潰れようと、 ハイパーインフレにならない限り「痛み」など生じないのです。 下手打つ可能性が高いのは資産家なのです。 現金持っておっても意味ないぞ。株もキツイ、競馬もアカン。 自分にでも子供にでも投資しといた方がよっぽど確実やで。 生きているうちの才能は磨けば無尽蔵。目減りせんよってにな。 青木雄二が弾き語る、銭の道。2002年の著作。

Posted byブクログ