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誘拐者 の商品レビュー

3.5

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/12/31

複雑に絡まりあった糸が、読み進める度に徐々に解けてゆく。 いわゆる、叙述トリック。 糸が解けた時のスッキリ感は、やはりどんでん返しの醍醐味。 だが、少し長すぎた感がある。 もう少し短く終わらせることはできなかったのか。

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2018/12/24

生まれたばかりの赤ん坊が何者かに誘拐される。 その一夜の出来事が、母親たちの母性を狂気へと変えてゆく。 一気読みミステリ。複雑に絡まった糸が徐々に繋がっていくのが見事。動機を巧みに隠して読者をリードする。また、あとがきにもあったが、中盤のサスペンス描写が凄まじく中弛みさせない...

生まれたばかりの赤ん坊が何者かに誘拐される。 その一夜の出来事が、母親たちの母性を狂気へと変えてゆく。 一気読みミステリ。複雑に絡まった糸が徐々に繋がっていくのが見事。動機を巧みに隠して読者をリードする。また、あとがきにもあったが、中盤のサスペンス描写が凄まじく中弛みさせない。 お金や地位のためでなく、子どもという存在のために殺人を繰り返していくのがとても哀しかった。

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2016/05/26

やっぱり最後のどんでん返しが面白い! こうなるか、この女は実はこいつか?と推理しながら読むも全部裏切られる。

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2016/05/24

これは徹夜本だった。 新生児誘拐事件から始まる物語だけど、プロローグから仕掛けがあったとはなぁ。叙述トリックの名手・折原一だけに注意して読んでいたんだけど、う~ん、さすが!と言わせる内容。 構成も緻密で登場人物も多く、頭の中を整理しながら読んでいたんだが、もう序盤から謎、謎、謎...

これは徹夜本だった。 新生児誘拐事件から始まる物語だけど、プロローグから仕掛けがあったとはなぁ。叙述トリックの名手・折原一だけに注意して読んでいたんだけど、う~ん、さすが!と言わせる内容。 構成も緻密で登場人物も多く、頭の中を整理しながら読んでいたんだが、もう序盤から謎、謎、謎のオンパレード。一つの謎も解明されないまま、また新たな謎が提示されて、多くの謎を宙ぶらりん状態で抱えたまま終盤へ。 ラストは少し急いだかな、って感じだけど、サスペンス要素もあって、ページをめくる手は止まらなかった。 殺害の場面なんかは、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」に似てるな、って思ったんだが、それだけ、ドギツイ描写ってことで、嫌悪感は湧かなかったな。ただ、ラストでの衝撃度ってことでは、「殺戮に~」の方が強烈。 ☆4個 「BOOK」データベース~ 「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは。 時間をおいて再読すれば、また新しい発見がありそうな小説。構成が緻密なんで、二度、三度読めば、もっと良さが解るような気がする。 しかし、まぁ、女の狂気って怖いな・・・。

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2016/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「毒殺者」に続き、折原作品六作目。本作は『──者』シリーズ、第二作。やはり叙述トリックが用いられているんですが、中弛み感があってあまり物語に引き込まれなかったなぁ・・決してつまらなくはないんだけど^^; もっと短くは出来なかったのだろうか。。

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2015/12/04

私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは...

私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは。

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2022/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

折原一による「○○者」と題する作品の一つだが,五十嵐友也は登場しない。シリーズでは,異色の作品。やりすぎと思えるほど複雑な構成で,はっきり言ってしまうとバカミス。 「誘拐者」というタイトルのとおり,新生児の誘拐事件が背景となっている。堀江夫婦から新生児が誘拐され、堀江夫婦の妻である堀江チヨも同様に「あすか」という名前の新生児を誘拐する。堀江チヨは,佐久間玉枝という殺人者が獄中で出産した子を養子として引き取った夫婦の新生児を誘拐しており,これが事件を複雑化させていく。堀江チヨは,「あすか」という本当の自分の子どもを求めて「あすか」という子どもの誘拐を繰り返す。この部分が既にバカミスっぽい。堀江夫婦の亭主である堀江幸男は,チヨが誘拐してきた子どもを「あすか」として育てるが,佐久間玉枝からあすかを守るために,あすかをアメリカに留学させる。堀江幸男は,家を出て月村道夫と名乗って生活をし,そこで小田切葉子という女性と付き合い始める。 叙述トリックとしては,玉枝とチヨを誤信させるというもの。堀江チヨも完全におかしくなっており,この堀江チヨの狂気も,折原一らしいといえばらしい。堀江チヨと佐久間玉枝という二人の狂気は,恐怖というより,そんなやついないだろう…。というバカミスっぽさにつながっている。折原一っぽさは満載で,やりすぎ感はあるが,バカミスとして見ればなかなかの出来か。★3かな。

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2015/06/07

「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末と...

「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは。

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2015/05/26

2015.05.26 乳児誘拐事件 子供の帰還と母親の失踪 週刊誌のスクープ写真に偶然写った夫婦とそれを見た男女達 複数の誘拐事件と殺人事件が綿密に絡む 折原さんにしてはまだ詠みやすいほうか

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2013/11/10

残忍な描写は多いが、読むのを止められなくて、一気に読んだ。女性の子どもへの愛情がとてつもなくて、自分も子どもを産んだりしたら、気持ちがわかるんだろうなと感じた。

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