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自閉症の息子デーンがくれた贈り物 の商品レビュー

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2017/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自閉症の子を持つ母親の自叙伝。この種の自叙伝は余り参考にならないことが多い。それほど自閉症・発達障害というのが多様性をもつ疾病だからだ。しかも、教育システムの全く異なる海外のそれは、療育という観点からも有用性は欠けるのだろう。自閉症賛歌という点は共感するものの、そこに止まっていてはいけないのも現実である。

Posted byブクログ

2010/01/14

 十月十日待ちに待って生まれた最愛の我が子が、最初に微笑を向けたのは風に揺れる木の葉だった。  ぎゅっと胸に抱きしめようと手を伸ばせば、狂ったように泣き出して拒んだ。  けれど時折、それも年単位の時折にデーンは心を通わせてくれる。そんな瞬間が確かにある。そしてそれはどうしようもな...

 十月十日待ちに待って生まれた最愛の我が子が、最初に微笑を向けたのは風に揺れる木の葉だった。  ぎゅっと胸に抱きしめようと手を伸ばせば、狂ったように泣き出して拒んだ。  けれど時折、それも年単位の時折にデーンは心を通わせてくれる。そんな瞬間が確かにある。そしてそれはどうしようもないほどの宝物だった。  自閉症の息子を持つ母親が、夫と模索しながらハッピーな人生を息子に与えようと奮闘した26年間の歴史。

Posted byブクログ

2009/10/08

自閉症児が生み出す親の混乱と苦悩は、 はかりしれない。 でも、デーンと過ごすことによって、 私は生きることの素晴らしさと喜びをもらった。 親子の絆と愛の大きさをいま、 改めて実感できる感動のノンフィクション。

Posted byブクログ