1,800円以上の注文で送料無料

アンダーワールド(上) の商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/10/30

父親に野球に連れて行かれた子供が、その父親が最期を迎える時に語るのはまさにその野球の話なのだ、と言ったことが書かれていて、私がプロスポーツの中でも特に野球が嫌いなのはこういう理由なのだ、と改めて納得した。

Posted byブクログ

2017/08/10

長い…けど本当に面白いからもっと多くの人に読んでもらいたい… こういう分厚い邦訳本って値段設定が高過ぎるからハードルが高くなるのではって思います。日本にもペーパーバックみたいな安く長い傑作を読める文化があればいいのに。因みにペーパーバックも並行して読んでますが、全内容で1900円...

長い…けど本当に面白いからもっと多くの人に読んでもらいたい… こういう分厚い邦訳本って値段設定が高過ぎるからハードルが高くなるのではって思います。日本にもペーパーバックみたいな安く長い傑作を読める文化があればいいのに。因みにペーパーバックも並行して読んでますが、全内容で1900円で買えました笑。なんか全然別の愚痴になってしまいましたがそれくらい内容が面白いのにもかかわらず値段が高すぎる。

Posted byブクログ

2011/09/08

9.11から10年経つのに当たって読み始た。断片的なエピソードを積み重ねて現代社会の暗部を描き出そうとしているが、中々の難物。ただ、訳はかなり丁寧で、表現が素晴らしい。下巻にも期待。

Posted byブクログ

2011/05/03

戦後アメリカ政治の、社会の、光と影をの断面を、多くのエピソードを配置をして描く。 ・・・のだが、個々のエピソードの集積から、どのような全体像が浮かび上がるのか結局掴み切れず。 これだけ長大な作品を読んだにしては、何も残らなかった。 ただ、目の前を情景と人物が通り過ぎて行っただ...

戦後アメリカ政治の、社会の、光と影をの断面を、多くのエピソードを配置をして描く。 ・・・のだが、個々のエピソードの集積から、どのような全体像が浮かび上がるのか結局掴み切れず。 これだけ長大な作品を読んだにしては、何も残らなかった。 ただ、目の前を情景と人物が通り過ぎて行っただけだった。 戦後アメリカの社会状況について、いくばくかの知識を持ち合わせているだけで大分違っただろう。そうでないと、イメージが膨らむ前に次から次へと場面が流れて行ってしまう。 この著者のもう少し短めの長編か中編を読んで、特性を掴んでから挑戦した方がよかったかもしれない。 とりあえず現状では面白さも目新しさも感じなかった。

Posted byブクログ

2010/07/03

事実は小説より奇なり、と云いますが、結果的に小説が事実を予見してしまった(かのような)デリーロの大作。プロローグで描かれたホームランボールをひとつの軸に、冷戦後40年のアメリカを虚実とりまぜたエピソードで綴っていく。 一見、脈絡のないいくつかの短〜中編をオムニバス的に配置してい...

事実は小説より奇なり、と云いますが、結果的に小説が事実を予見してしまった(かのような)デリーロの大作。プロローグで描かれたホームランボールをひとつの軸に、冷戦後40年のアメリカを虚実とりまぜたエピソードで綴っていく。 一見、脈絡のないいくつかの短〜中編をオムニバス的に配置しているのだけれど、読み進めていくと、どこかですべてが繋がっているということがわかってきます。地下の鉱脈をひとつ掘り当てると、結局すべては繋がっていたという、あんな感じ。『アンダーワールド』、大鉱脈です。 (下につづく)

Posted byブクログ