ライトニングが消える日 の商品レビュー
イギリスの田舎の風景を知らないので読みながら頭の中に景色が全然浮かんでこないし飛行機にも興味がないので途中まですごく退屈に感じてたんだけど、「第十三章 無名戦士」あたりから急に面白くなったので、頑張って読んでよかった。 ジャン・マークの描くキャラクターはみんなクセがあって人となり...
イギリスの田舎の風景を知らないので読みながら頭の中に景色が全然浮かんでこないし飛行機にも興味がないので途中まですごく退屈に感じてたんだけど、「第十三章 無名戦士」あたりから急に面白くなったので、頑張って読んでよかった。 ジャン・マークの描くキャラクターはみんなクセがあって人となりをつかむのに時間がかかるけど、一度わかったらとても愛おしくなるから不思議。アンドルーが自分の発言でビクターを傷つけてしまったかなと不安がったり、当のビクターは人から悪く言われることをもはやどうでもいいと諦めていたり。 書いている人は大人なんだけど「子供ってなんだかんだ鋭いよな」と思わせられるリアルさがあるからジャン・マークはすごい。 飛行機のことまったく知らないので名前を出されても全然イメージできなかったんだけど、家の近くに空港があるので上空を飛んでいくときの轟音は簡単に思い描けた。たしかにうるさいけど日常に馴染んでしまうと飛んでることを忘れてしまうあの音。 そういえばアンドルーとビクターがいつのまにか仲良くなって親友のような間柄になっているの可愛いなと思った。仲良くなるきっかけとかって特にないよね。わかる。ビクターがジャガーに慣れたあともずっとアンドルーと仲良しだと良いな。 というかこれめっちゃ映画として見たい。
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どうってことのない毎日の物語なのに、観察力がすばらしい。とあとがきに書いてあった。 でも残念ながら私はギブアップ。もっとリズム感のある文章が好きかも。秘密のポストの方が私は好き。
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