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征きて還りし兵の記憶 の商品レビュー

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2014/10/31

[ 内容 ] あの本は偉大な政治家スターリンをけがすものだ。 こんどだけは見のがしてやるが―最初の著書『極光のかげに』を日本共産党最高幹部から罵倒されたシベリア抑留帰りの著者は、孤独な長く暗い戦後を歩みはじめた。 ソ連とは、社会主義とは、スターリンとは何だったのか。 戦後史を画す...

[ 内容 ] あの本は偉大な政治家スターリンをけがすものだ。 こんどだけは見のがしてやるが―最初の著書『極光のかげに』を日本共産党最高幹部から罵倒されたシベリア抑留帰りの著者は、孤独な長く暗い戦後を歩みはじめた。 ソ連とは、社会主義とは、スターリンとは何だったのか。 戦後史を画する人びとと事件の交錯をえがく誠実なヒューマニストの痛恨の回想。 [ 目次 ] いけにえよ、記憶を語れ 1945年の夏 「捕虜だ!捕虜だ!」 集中営のロシア もうひとつのロシア アントン・チェーホフとジョージ・ケナン 日本人俘虜のための新聞 帰還 菅季治の死 務台理作と中野重治 朝鮮戦争のさなかで 福原麟太郎と宮本百合子 おだやかな町―静岡で スターリンの「言語学」論文 中国の世界語者たち その後の中野重治 七三一部隊と「狼!狼!狼!」 ぬかるみの道はつづく [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ