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愛してるって、どう言うの? の商品レビュー

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2013/08/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

イラク人質事件で有名になった女性が30歳前後の時(1999~2001年頃)に、インド、ネパール、タイ、カンボジャなどをボランティアで社会奉仕しつつ滞在する日記です。週刊誌に叩かれていたように、自分自身が両親には反抗し続けたこと、14歳から煙草、シンナーを吸っていたこと、ままごとのような同棲生活をしていたこと、そして多くの人々を傷つけてきたことをさらりと正直に書いています。そのような女性が本質的なことを別にして、週刊誌に面白可笑しく、「昔、不良であった」としか書かれなかったことに疑問を感じました。そしてカルカッタのマザーテレサ・ハウスでの奉仕、西インド大地震でのボランティア、カンボジャでのエイズ患者のための施設奉仕など、実に幅広い活躍をしてきた人であることが分かります。そして彼女の結びの言葉が印象的でした。「この次に私がする仕事もきっとボランティアの精神に基づいているだろう。・・・この次に私の口からこぼれる"愛している"という言葉は永遠を意味するだろう。永遠なんてあり得ないと信じてきたけれど、今すべてを愛しいと思う私の前に、それは自然にある。それはもう、"愛してくれ"とせがんだりはしていない。2002年春」この精神で今年の4月にイラクで捕らえられるという流れになるわけですね。誰よりも自己責任の原則で逞しく生きている女性の前に自らをも恥じたくなるほどでした。

Posted byブクログ

2009/10/04

著者がインド、タイ、ネパールなどを旅する中で見たもの、経験したことを綴っています。ところどころで出てくるマザー・テレサの言葉が胸に突き刺さりました。「傷つくまで愛しなさい」。そして、エイズホスピスで死を待つ人々との交流、僕は忘れられません。

Posted byブクログ