居酒屋 の商品レビュー

エミール・ゾラ(訳者),吉田典子(訳者)

現在の気楽な居酒屋と…

[文庫ＯＦＦ]

現在の気楽な居酒屋とはまるでちがう、人生を教えられる文学作品。ナナとともに読むことをおすすめします。話の面白さもすごい。

有名な「ナナ」の前の…

[文庫ＯＦＦ]

有名な「ナナ」の前のシリーズ本。（ってあれ、シリーズものなの知ってた？）ここでもパリの民衆、アルコールに溺れ、極貧に喘ぎ、でも逞しく生きてます！！　でも最後はやはり悲惨に終わるという、自然主義の神、ゾラが大好きなのであった。

正直、はじめ読んだと…

[文庫ＯＦＦ]

正直、はじめ読んだときはただの悲惨な話なだけに思えた。でも、２回目３回目と読むにしたがって話の構造が見えてきて、ゾクゾクした。

2012/08/29

うーん、いいですねえ。フランス語と併記で勉強しようと思いましたが、ぼくのフランス語力では太刀打ち出来ませんでした。しかし、訳が素晴らしくて、もちろんゾラの文章も素晴らしくて、とても楽しめました。なんだ、神戸大の教授なんだ、翻訳者は。良い本をありがとうございます。スタンダールとかゾラとかモーパッサンとか、まだまだ楽しめそうです。

2009/10/04

「ルーゴン＝マッカール叢書」内で発表当時最も売れた作品。主人公であるジェルヴェーズは父マッカールの暴力から逃れるため、ランチエと共に南フランスからパリに出た。物語はそこから始まる。酒飲みと暴力の血筋に対抗し真面目に働こうとするジェルヴェーズだが、しかし血の束縛は彼女を逃がそうとはしない。当時のフランス労働者階級を露骨に描いた作品。暗いけど面白い。