しずくの首飾り の商品レビュー
ジョーン・エイキンが描いてみせてくれる魔法は、奇想天外でなんて自由なんだろう。 雨を操り、雲に乗り、アップルパイの島で暮らし、パッチワークの掛けぶとんも空を飛ぶ。 ギリシャ人、アイルランド人、フランス人とインド人の4人組の音楽家はスラヴ民話のバーバー・ヤガーの家を手にいれる。...
ジョーン・エイキンが描いてみせてくれる魔法は、奇想天外でなんて自由なんだろう。 雨を操り、雲に乗り、アップルパイの島で暮らし、パッチワークの掛けぶとんも空を飛ぶ。 ギリシャ人、アイルランド人、フランス人とインド人の4人組の音楽家はスラヴ民話のバーバー・ヤガーの家を手にいれる。 どのおはなしも、困難や意地悪にあっても最後はしあわせを手につかむ。安心して読んでいられる。 物語は「解決不可能な問題や耐え難い現実にたえず直面しなくてはならないという現実と折り合いをつけることを助ける方法として用いられてきた」とジョーン・エイキンは語っています。 現実が辛いとき、物語の中に入ってみよう。 逃避ではない。新たな力が湧いてくるかもしれない。
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ひとつひとつが美しい童話。 魔法にかけられた物が首飾りだったり、足拭きマットにすわっている猫だったり。 挿絵の美しさと相まって、うっとりするような魔法の世界。 空のかけらを入れて焼いたために空を飛ぶパイ、そのパイにのって旅する妖精や人魚、象やトラ。 この世界観は好き。ジェーンエイキンをもっと読みたい。
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小学生のころから読んでいる本。首飾りに憧れたなあ。ふくらむ猫の話、大好きです(笑) 思えばここから、本が好きになったのかも。今でもたまに読み返します。 いつまでも色褪せない、私にとって大切な一冊。
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たまに読み返す。そして何度読んでもいい。 エイキンはほとんど読んだけど、やっぱりこれが一番いいような気がする。 『ぬすまれた夢』や『午後八時を過ぎたら』もいいけど・・・。 ピアンコフスキーの絵も最高。 何ひとつ悪いところを見つけることのできない名作。 「足ふきのうえにすわったネコ...
たまに読み返す。そして何度読んでもいい。 エイキンはほとんど読んだけど、やっぱりこれが一番いいような気がする。 『ぬすまれた夢』や『午後八時を過ぎたら』もいいけど・・・。 ピアンコフスキーの絵も最高。 何ひとつ悪いところを見つけることのできない名作。 「足ふきのうえにすわったネコ」、いいな。
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表題の「しずくの首飾り」をはじめとした、ファンタジー短編集 影絵風の美しい挿絵が世界観を完成させています。
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お誕生日に北風の精に首飾りをもらう話(雨を降らせたり濡れなかったりする首飾り)と 足ふきの上にネコがいると願いがかなうバスに住む女の子の話と 空とぶパイの話と ジャネットがもらった本の住人たち(人魚とか)と遊ぶ話と 砂漠に住む3人の駅員が旅に出る話と イースト菌で巨大化...
お誕生日に北風の精に首飾りをもらう話(雨を降らせたり濡れなかったりする首飾り)と 足ふきの上にネコがいると願いがかなうバスに住む女の子の話と 空とぶパイの話と ジャネットがもらった本の住人たち(人魚とか)と遊ぶ話と 砂漠に住む3人の駅員が旅に出る話と イースト菌で巨大化するネコの話と 卵から家がうまれる話と 魔法の空飛ぶかけぶとんの話 バスの話がいいなぁ
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エイキンの短編集。自由奔放な空想力の奇想天外物語。影絵も作品にぴったりと会っている。 「しずくの首飾り」では、柊の木にひっかかってしまった北風をたすけた男は、お礼に、赤ん坊の娘に、しずくの首飾りをもらった。その首飾りのおかげで、娘は雨に濡れることはない。毎年ひとつづつ雫が増えてゆき、その度に、カミナリや稲妻がよけられたり、深い川や海で泳げるようになったり、手を叩けば雨をやませることが出来たり、鼻をかんだら雨を降らせることもできる。10歳まで、しずくの贈り物は続くことになっている。だけど、この首飾りを外してしまったら災難がやってくる。 さて、赤ん坊ローラは成長し、9歳になりました。雨をやませることが出来るのでみんなの人気者ですが、それを嫉むクラスメイトに・・・。 昔話のような、現代の話しのような独特の味わい。
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助けた北風さんが、くれた魔法のしずくの首飾りと冒険。幼い頃、夢中になった物語。影絵の挿絵が美しい絵本。
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ライトノベルの『文学少女』シリーズにちょっと話が出ていて、「そういえば国語の教科書に載っていた『三人の旅人たち』が好きだった!」と、思い出したらどうしても読み返したくなり図書館へ。絵も教科書にあった影絵(切り絵?)のもので懐かしく読みました。表題作の『しずくの首飾り』も良かったで...
ライトノベルの『文学少女』シリーズにちょっと話が出ていて、「そういえば国語の教科書に載っていた『三人の旅人たち』が好きだった!」と、思い出したらどうしても読み返したくなり図書館へ。絵も教科書にあった影絵(切り絵?)のもので懐かしく読みました。表題作の『しずくの首飾り』も良かったです。(2008.05.18読了)
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イーストが猫を膨らませたら?たった一人で過ごす寂しい夜を妖精達と楽しく過ごせたら?素敵な気分になれるファンタジーがいっぱい。
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