アンデルセン童話集(1) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
立原えりかさんがアンデルセン好きだそうで、ずっと気になっていた。 基本図書、ようやく手をのばして借りた。 おやゆび姫、空とぶトランク、皇帝の新しい着物、パラダイスの園、ソバ、小クラウスと大クラウス、エンドウ豆の上のお姫さま、みにくいアヒルの子、モミの木、おとなりさん、眠りの精のオーレさん、青銅のイノシシ、コウノトリ、ブタ飼い王子、パンをふんだ娘、天使、人魚姫。 絶妙な後味のわるさというか、苦い感じが残りました。 読み終えるのに三週間くらいかかってしまった…アンデルセンを楽しめない(あじわえない)自分が残念。 「はだかのおうさま」はアンデルセンの作品だったんだ!という驚きもありました。 幼い頃に「人魚姫」の絵本がお気に入りだったのですが、原作ではこうなんですね。 私が好きなのは、やっぱり絵本の「人魚姫」までかもしれません。 原作はとても複雑で、たしかに中学年以上でないとわかりません。 魔女が人魚姫から声を奪ったのは、きっと正解だと思いました。 声が出たなら、人魚姫は王子に恩着せがましくなり、あのような最期を迎えることはできなかったかもしれません。 でも、花よめのひたいにキスできる人魚姫は、すごいです。 あと、初山さんの絵の効果は、青銅のイノシシだけで感じました。 ピンクの装丁だと男子は手に取りにくいかもなぁと思いました。
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おやゆび姫やみにくいアヒルの子、人魚姫といったメジャーな童話から、初めて聞く童話も多く集められていました。 大人になって改めて童話を読むと、子どもの頃とはまた異なる視点で受け取れて新鮮な気分でした。
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