オレンジの壼(上) の商品レビュー
イマイチな人生を送る…
イマイチな人生を送る佐和子に祖父は自分の日記を残した。日記の謎解き要素がミステリーとしても楽しめます。
文庫OFF
亡くなった祖父の日記…
亡くなった祖父の日記は遺言状によって孫娘の佐和子にと。祖父の息子である彼女の父ではなく何故自分に?。世界大戦などの説明も女性にもわかり易く書いてあって読みやすかった。
文庫OFF
自分の離婚をきっかけに、祖父との日記との距離を縮める。なぜ祖父が佐和子だけにしか自分の秘密をみられないようにしたのか。祖父が佐和子に知ってほしかった秘密とは。秘密と謎が佐和子を闇に引きずり込む。その闇に佐和子は夢中になっていく。
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本当に久しぶりの宮本輝です。一時は嵌まってたんですけどね。 なんだか何も解決しないまま投げ出されたような読後感です。謎が謎を呼ぶミステリー仕掛けで話を引っ張って行くのですが、最期に何も謎が解決せぬまま「それで良いんだ」と終わってしまいます。 一方メインテーマである主人公・佐和...
本当に久しぶりの宮本輝です。一時は嵌まってたんですけどね。 なんだか何も解決しないまま投げ出されたような読後感です。謎が謎を呼ぶミステリー仕掛けで話を引っ張って行くのですが、最期に何も謎が解決せぬまま「それで良いんだ」と終わってしまいます。 一方メインテーマである主人公・佐和子の成長にしても、最初からさほど魅力がないようにも思えないし、最後になって魅力的になったとも思えない。なんだか何が書きたかったのか判りにくい作品です。 とはいえ、読んでるうちは流石に読者を引き込ませる美味さを感じるのですが。。。
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離婚したばかりの佐和子が亡き祖父から残された日記帳を読み、祖父の隠された過去の真実を求めてパリへ旅立つ。 読みやすい文章で祖父の生きていた時代へと誘われる。
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かなりワクワクした。宮本輝さんは、名前だけを知ってて、実は一冊も読んだことがないという作家さんだったのだけれど、ミステリー?というか、とっても先が気になって、面白い本だった。 つまらない女性が主人公。 悪いところはない。でもいいところも全然ない。女としての魅力も、人間としての味...
かなりワクワクした。宮本輝さんは、名前だけを知ってて、実は一冊も読んだことがないという作家さんだったのだけれど、ミステリー?というか、とっても先が気になって、面白い本だった。 つまらない女性が主人公。 悪いところはない。でもいいところも全然ない。女としての魅力も、人間としての味わいも全くないと見合いで結婚した旦那にたった数年で離婚されてしまう。 その彼女に遺産として残された、祖父の日記。 そこに広がる雄大な生き方と、自分の生き方を比べ影響を受ける佐和子。 ただ、結果は、この佐和子に対してはあーやっぱりねという退屈な結末。 そして、その結末は、佐和子が魅力的になることで起こると思われるのだが、上下二巻にわたる最後になっても特に魅力的になっていないので、ふーん。。。。という感じ。 主人公以外は、生き生きとしていて、いい。 132ページの夫婦が気を遣いすぎて、行き違う様が納得がいって、いい。
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女性としての魅力、面白くない人間とまで言われてバツイチとなった女性。 物語の最初の印象は悪く言えばお人形さんのようで、共感も感じず、つまらないの一言だったが、話が進むにつれて行動力と決断力を徐々に発揮しだします。そこからだんだん引き込まれてゆきました。
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見合いで知り合った夫に「女としての魅力も人間としての味わいもない」と言われ、わずか一年で離婚した佐和子。その言葉に苛まれ、自分を見限っていた佐和子は、突然、祖父が自分に残した日記の存在を思い出す。そして、日記に記された一人の女性の消息を追い、パリへと旅立った…。 日記に隠された謎...
見合いで知り合った夫に「女としての魅力も人間としての味わいもない」と言われ、わずか一年で離婚した佐和子。その言葉に苛まれ、自分を見限っていた佐和子は、突然、祖父が自分に残した日記の存在を思い出す。そして、日記に記された一人の女性の消息を追い、パリへと旅立った…。 日記に隠された謎を解く旅を通じて、佐和子は女として、人間としての魅力を開花させていく、ということらしいが、何かとすぐ「私なんて…」とジメジメするのでちょっとうざい。日記の舞台となっているのは、第一次大戦と第二次大戦の狭間の、混沌としたヨーロッパである。そういう意味でも興味深いのだが、なにせ人物関係が複雑で、頭がごちゃごちゃになってしまった。
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話が思いもよらない方向へ進んで行く。 凄くワクワクする。続きを早く読みたい。そんな小説。 このヒロイン、共感できる。
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「ドナウの旅人」のような旅情をかきたてられる ような本を読みたかったんだと思う。 bookoffから来てbookoffへ帰って行きました。
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