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カヌーとビーヴァーの帝国 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2021/06/07

カヌーやカヤックを生業としている人の本棚でみかけた本。 たまたま最寄りの図書館の蔵書であったので借りて一気に読んだ。 河川を移動経路としてカヌーで交易する先住民の知恵に圧倒される。 そして、それを利用し、徐々に進出する西洋人たち。先住民との混血として生まれた人々がひとつの種族とし...

カヌーやカヤックを生業としている人の本棚でみかけた本。 たまたま最寄りの図書館の蔵書であったので借りて一気に読んだ。 河川を移動経路としてカヌーで交易する先住民の知恵に圧倒される。 そして、それを利用し、徐々に進出する西洋人たち。先住民との混血として生まれた人々がひとつの種族として独立したコミュニティを持っていることに驚く。 アメリカも移民の国だが、カナダはまた違った様相の多様性を持ちながら国家を作ったようだ。有名な「赤毛のアン」をモチーフにしたドラマ「アンという名の少女」をシーズン3まで見たが、もし4が制作されるとしたら、この歴史的背景が盛り込まれることは必須だと考える。

Posted byブクログ

2010/05/05

タイトルで購入した本でしたが、結局カヌーそのものの話はほんの一部だけでした。 ただガッカリというより、知らなかった「カナダ」の歴史の一部がわかって非常に興味深い内容でした。 シーカヤック関連の本で、アラスカの先住民やアリューシャン等の北方民族の歴史はいくつかの本で読んでいましたが...

タイトルで購入した本でしたが、結局カヌーそのものの話はほんの一部だけでした。 ただガッカリというより、知らなかった「カナダ」の歴史の一部がわかって非常に興味深い内容でした。 シーカヤック関連の本で、アラスカの先住民やアリューシャン等の北方民族の歴史はいくつかの本で読んでいましたが、カナダ史については全く知りませんでした。北方の毛皮交易(この時代にバーツバーク・カヌーが活躍する)が、世界第二の国土を持つカナダを生みだしたこと、英仏露米の北米分割争いの末、アメリカとカナダの間にできた不自然にまっすぐな国境線、、、、なかなか映画の西部開拓史などでも出てこない北米ハドソン湾の歴史でした。  

Posted byブクログ