ローズレッド の商品レビュー

ジョイス・リアドン(編者),黒田よし江(訳者)

2017/08/15

　スティーブンキングのテレビドラマ作品『ローズレッド』の原作、というか、舞台となるローズレッドという豪邸で起きた過去の因縁話を、そこに住んでいた女主人が書いた日記という形式で明らかにした作品です。

　と書いてもドラマを見ていない人には何のことかわからないと思うので、感想の書きようがありません。

　ＤＶＤで見て面白いと思った人は読んでもいいかもしれません。

　ちなみにこの本を基にしたテレビドラマは『ローズレッド・ザ・ビギニング』です。

2009/11/10

　Ｓ・キング脚本のドラマの作中人物が編集した、ドラマの舞台になった屋敷を作った女主人の日記。
　結婚生活に絶望し、どんどん屋敷に魅入られていく様は、怖いていうよりむしろ切ない。狂気と波長があってしまうってことは、本当に怖いよなぁなんて思ったりする。ようするに、「シャイニング」タイプの幽霊屋敷の話なんだけど、そういや実際屋敷をひたすら増築し続けてた人がいたよな、って思い出して更に恐怖…。
　面白かったけど、きっとドラマの方が１００倍ぐらい面白いんだろうなって思わせるって、小説として成功してるのだろうか？　いや、ドラマへのオマージュだから、これでいいのかな？（苦笑）