1,800円以上の注文で送料無料

葬送(第1部) の商品レビュー

0

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20130503読了 ショパンの晩年を描く小説、上巻。サンド夫人とその家族とのねじれた関係性が活写されていて、愛人関係に終止符が打たれる間際に友人ドラクロワへ心中を吐露するショパンが痛々しかった・・・病身でありながらこんな心労まで抱えねばならなかったなんて。ショパンを題材にした小説でありながら、二大基軸といっていいほど画家ドラクロワが丁寧に描かれており、その思索や人付き合いを興味深く読んだ。気がつけば「引用」部分はすべてドラクロワ関連だった!

Posted byブクログ

2011/07/04

ショパンとドラクロアを軸にした、19世紀パリを舞台にした伝記でありつつも、芸術史・芸術思想についてもたっぷりと述べられた力作……とか短絡的に言っていいのかどうか^^; かなり重層的な感触。 理屈っぽいし改行少なくて黒いし、読むのは結構大変なんですが、それでも読みふけってしまう面白...

ショパンとドラクロアを軸にした、19世紀パリを舞台にした伝記でありつつも、芸術史・芸術思想についてもたっぷりと述べられた力作……とか短絡的に言っていいのかどうか^^; かなり重層的な感触。 理屈っぽいし改行少なくて黒いし、読むのは結構大変なんですが、それでも読みふけってしまう面白さと深さがあります。 ドラクロアの悶々っぷりが、ヘタレ気味で結構共感できたりして…w ショパンとジョルジュ・サンドの破局が、順序立ててとっても説得力をもって述べられてますので、メロドラマとしても充分楽しめます。

Posted byブクログ