凶気の桜 の商品レビュー
映画より、本の方が断…
映画より、本の方が断然、面白い。比喩や言葉遣いが、ユニーク。音楽ノリの文章リズムも、ハマる。この著者の作品の中では、最もエネルギッシュで密度が濃いと思います。
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渋谷でネオ・トージョ…
渋谷でネオ・トージョーを名乗る若者達は、暴力で自分の存在価値を感じていた。そんな彼らに魔の手が忍び寄る。スピード感あふれるバイオレンス小説です。
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昔から桜は日本人に…
昔から桜は日本人に愛されると同時に 桜の下には死体が埋まっているとか何かと狂気と結びつけて考えられる花でもあります。パッと咲いてパッと散る 潔さを感じさせる花ですよね
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「ネオ・トージョー」…
「ネオ・トージョー」と称して、巷のチンピラどもを掃除している若者3人が主人公。結局純粋な彼らの散りっぷりを描く。文体はポップで会話中心、なのに映像的で、ラストに散る桜が印象に残ります。
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日本版キューブリック…
日本版キューブリックの時計仕掛けのオレンジというけれど・・・・。男の若者は良くかけているかもしれないが、ヒロインの行動、思考、ストーリー上の必要性までは、すっごい古臭かった。ふっるーいドラマか、韓国のドラマでも見てんのかと思ってしまった。
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映画でも話題になった…
映画でも話題になった作品ですよね!是非興味のある方は購読を!!!
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衝動と焦燥に浅はかな…
衝動と焦燥に浅はかな思想をのせて、街で傍若無人の限りをつくす「ネオ・トージョー」。大人達の間でも上手く立ち回っていた彼らが、やがて本物の怖い大人に食い尽くされていく過程に、過去の戦争の様なども絡めた物語。ポップで読みやすいです。
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映画も話題に
渋谷に誕生した「自称」ナショナリスト結社「ネオ・トージョー」。「怖い大人の代理人」として、世の中を乱す不良たちをボコボコにのめす彼らだったが……。バイオレンス、だけど爽やか。映画も話題になりましたね。
yui
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星4.1 何度観たかわからない映画 物語の良さより、映像としての気持ちよさにハマり何度も観た映画 の、原作をようやく読んだ 面白い 本気で唱えてはいるが中身は軽薄な思想、正義感 誰もが中学生くらいに持ったことのある感情 調子にのってたらホンモノの大人に食われる話 映画は観ていたけれど、とにかく先が気になって読書がノってくる、読んでて楽しい、そんな理想的な作品 登場人物がみんな魅力的で、それぞれの行動にそれぞれの考え、筋が通っている 映画は映画でよい 原作は、そこにより深みが出た印象 青田とタエさんが繋がる展開がよい 小説で気持ちいいところ 登場人物の心情を割と会話で説明くさく表現していると感じなくはない でも、テンポが良いからそこまで気にならなかったかな
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ネオ・トージョー 宗旨替え 売国奴の森 厚顔無恥の亀井静香 奪還強制排泄フルコース スケボー狩り 大人もどき ラクロスのスティック 孫悟空の如意棒 初台 甲州街道 こいつらの戦闘服 渋谷に現れた新しいナショナリスト 防刃性 千駄ヶ谷の焼肉屋の個室 体の穴という穴から内容物を垂れ流...
ネオ・トージョー 宗旨替え 売国奴の森 厚顔無恥の亀井静香 奪還強制排泄フルコース スケボー狩り 大人もどき ラクロスのスティック 孫悟空の如意棒 初台 甲州街道 こいつらの戦闘服 渋谷に現れた新しいナショナリスト 防刃性 千駄ヶ谷の焼肉屋の個室 体の穴という穴から内容物を垂れ流す 後悔する時間も死を覚悟する時間も与えられず中島安子の一生は終わった 金属の塊から泡状の血液が黒い油に混じってジュワジュワと塊の表面に浮き出る 説諭 基本理念 さんみ三位一体 強姦魔と喧嘩上等と泥棒お宅が仲良くやってる不思議な集まりなんだよ ボノボと呼ばれる猿の群れ クラック ガキに薄利多売するんです メガトン級にはまる根性はないんです それは背中から首筋に一気に刺々しい快感を乗せて駆け上がった 最初は強烈に襲ってくる射精感ですね 次に来るのは渇望です 強烈に覚醒します ほとんど猿のセンズリ状態ですね コロンビア 高さ五十センチほどの甕に注意深く漬け込む 排斥 挺身隊に駆り出される年齢 縁故疎開で富山に出され 苦虫を噛み潰したよう顔で太めの眉を曲げ 玉砂利 注進 薄汚れて精彩をた街並みの色と大勢が歩調を合わせる重い靴音が張り付いていた オモニのキムチ漬け 特高警察 JR中野駅 拘禁反応 オカマの料理は早くて美味くて気が利いてんだ ビルといっても軽量鉄骨の安普請だった 一番大事なのは警察に事件の"事"の字も感じさせないことなんだ 「あはははは、消し屋ってのは、生きている人間の痕跡を消して、自分の戸籍を消して、刑事の功名心も消すんだよ」 ハードゲイがフィストファックの時に肛門から腸壁に塗るゲル状の麻痺剤をチューブから手の平に五センチほど絞り出した 市川は善悪を超えた憧れを実現しようとしている 野良猫の生き方だよ 後は野垂れ死ぬだけさ 精神構造化原始的にできてるのかもな… 豆腐が固まりかけている途中なんだ 少し怒気を含んだ声 山口は宮下公園から見えるホテルから視線を逸らさない 渋谷の古い博徒の親分が白昼にシマ内で撃ち殺されたんだもんなあ 事後承諾 義憤に駆られた右翼小僧が撃ち殺した 宇田川町交番の警察官 勢いのある奴は無駄な動きしないから決断が早いんだ。市川はその勢いに呑み込まれしまったということだな 猪口が割れそうなぐらい強く握り冷酒で舌を湿らせた 経済摩擦を笠にきた執拗な内政干渉 ノアの箱舟に乗れた社員にとっては、夢のような話だろうよ 侵略されても隷属していけば、やがてこちらも天国を味わえる。それも、一度は地獄を体験させられた後にな 弱みを見せたら致命傷の稼業だからな 年寄りの繰り言 清廉なことやろうたって 揺戻し 頭の中にある光景が綿で霞んで見えなくなる 長曾根虎徹 一級品の贋作 私利私欲 「これでは、俺の頭の中に降り積もる白い闇を切り裂くことはできないのさ」脂で光った青田の額には深い皺が刻まれていた。その皺は土から水分を吸い上げる力をなくした巨木の樹皮に入った裂け目のようだった。 パープー=阿保 度量 戸籍係のような顔 脊髄損傷 ズバンって音が頭ん中でしたんだ 相撲崩れ シマ=地面 でいり=戦争 筋者のシノギ=仕事にアヤ=文句つける ハジキ=拳銃 ナガモノ=日本刀 アディクト 阿片中毒者 会長は中毒の泥沼から這い上がってきたんですもんね 横恋慕 松濤しょうとう 潔し どん底の青 酢を一升 大勢の前で啖呵を切る時はトリッキーな道具立てが抜群なんだ 生々しい欲望のまったくない存在に安らぎを感じ、同時に欲望を抑えることを試していた。 骨が軋むほど強く抱いた腰は、内臓が詰まっているかどうか不安になるほど細かった。 夜が明けはじめ、ゴミを漁る食欲旺盛な鴉の鳴き声が街に響いた。 小さなそ徐さん 狂い咲き 玉砂利 ラス=金網で簀巻きにして海に捨てた 薗田賢次 行間に「色」と「艶」を感じる。色彩表現をこれほど感じる文章も、そうないのでは? 仮想敵のいない憤り 枠 粋 読後感
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