バンコク楽宮ホテル残照 の商品レビュー
バンコクのチャイナタウンのはずれに立つ楽宮ホテル(楽宮大旅社)は、1970年代、日本人バックパッカーたちのたまり場だった。ここに出入りするベトナムやラオスからの難民、博打打ち、日本から来たフリーライターやガイド、ボランティア志願の若者たちの姿を描いた著者の「バンコク楽宮ホテル」...
バンコクのチャイナタウンのはずれに立つ楽宮ホテル(楽宮大旅社)は、1970年代、日本人バックパッカーたちのたまり場だった。ここに出入りするベトナムやラオスからの難民、博打打ち、日本から来たフリーライターやガイド、ボランティア志願の若者たちの姿を描いた著者の「バンコク楽宮ホテル」は、一時期バンコクを旅する若者たちのバイブル的存在に。20年後、ふたたび楽宮ホテルを訪れた谷恒生。近代化が進んで変わってしまったバンコク、懐かしい人たちとの再会、相も変わらずホテルに滞在する個性的な面々。時を経て、同じ場所に再び旅をするというのはこういうことか、と感慨深いものがある。
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