エルフギフト(下) の商品レビュー
ページをめくる手が止まらなかった。残酷な描写、性的な表現もあるため、児童文学とするかはちょっと微妙かも。大人にはぜひお勧めしたい。この雰囲気が好きな方は、フランシス・ハーディングの「カッコーの歌」「嘘の木」もおすすめ
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よく「先が読めない」と言うが、まさしく、まったく先がわからないストーリー展開に圧倒されながら、ぐいぐいと読み進んだ。 訳者のあとがきに「『ハリー・ポッター』でにぎわっているファンタジー・ブームの中に爆弾を放り込むつもりで訳した」とあるが、まさに、そんな感じだったろうと思う(^^;...
よく「先が読めない」と言うが、まさしく、まったく先がわからないストーリー展開に圧倒されながら、ぐいぐいと読み進んだ。 訳者のあとがきに「『ハリー・ポッター』でにぎわっているファンタジー・ブームの中に爆弾を放り込むつもりで訳した」とあるが、まさに、そんな感じだったろうと思う(^^;(だから金原瑞人さんは好きだ)。『ハリー』好きの読者には受けないことだろうな…(誤解のないように書いておくが、私は『ハリー』も大好きです。ただ、物語の質が、まったく異質だと思う)。 善とか、悪とか、そういった構図が通用しない。北国に脈々と続く伝説と歴史と文化。それは、西洋式の文化や視点で理解や分析・判断することが無意味だとわかる。東洋文化も然りだ。 『ゴーストドラム』の作者ということで期待して読んだが、期待以上だった。久しぶりに、読み応えのあるファンタジーを読んだ気がした。
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う~ん・・・・。 上下巻読み通してみて、やっぱりちょっとビミョーかも・・・・ ^^; 確かに北欧神話(というよりゲルマン神話)をベースにしていて、オーディンなんかもうま~く登場させているし、「生と死」を必要以上に美化も嫌悪もせず描ききった異色作だとは思うんですよ。 エルフギ...
う~ん・・・・。 上下巻読み通してみて、やっぱりちょっとビミョーかも・・・・ ^^; 確かに北欧神話(というよりゲルマン神話)をベースにしていて、オーディンなんかもうま~く登場させているし、「生と死」を必要以上に美化も嫌悪もせず描ききった異色作だとは思うんですよ。 エルフギフトの最期と再生の描写なんかは迫力も満点だし、そういう意味では不満に思うことは何もないはずなんですよ。 ないはず・・・・にも関わらず、何かが足りない・・・・・。 そう感じちゃうんですよね~。 エルフギフトとウルフウィアードの「剣の舞」のシーンも荘厳さ、神秘さ、美しさを表現しようとしているのは伝わってくるんだけど、上橋さんの「闇の守り人」で読まされた「槍舞い」のシーンで圧倒され、ねじふせられちゃったような説得力には欠けている・・・・・。 エルフギフトの死体をオーディンが○○するシーンは「おお、ケルト!」とは思わせるんだけど、他のいくつかの本で読んだ「ドルイド」関連の記述とかケルト人の哲学に関する考察の記述ほどには、響いてこない・・・・・。 まあ、これがそういう本を読んだことがない状態で初めて目にしたものだったらもう少し異なる感動(? 感慨?)を得たのかもしれませんが・・・・・。 それか、この本は1度読んだだけでは足りなくて、2度3度と読み返してみたときに初めて伝わってくる何かがあるのか??? (全文はブログにて)
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オーディンや、世界樹について詳しく知りたくなった。北欧神話を調べてみたい。 実に巧みな筆致で読ませます!
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異母兄弟の命とひきかえにワルキューレの庇護を失ったエルフギフトは、オーディン神の呪いを受け、異母兄に捕らえられる。ゲルマン神話の世界観で語られる本格ファンタジー
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