名前のない色 の商品レビュー

榎田尤利(著者)

編集者とイラストレー…

[文庫ＯＦＦ]

編集者とイラストレーターのBL。やっぱり身体と心は別々のものだよねとしみじみと感じるが故に切なくなったりしました。

2011/10/04

二重三重にしかけてて面白かった！！初めはただの片思いなのかと思いきや・・・水窪にも事情があるみたいだし・・・。お互いの感情がわかって、そこが良かった。中盤にはくっつくのかと思ったら藤野くん逃走するし。藤野の色弱には驚かされた。タイトルの意味がそこで少しわかりました。最後に言っている「色につけられた名称を駆使して追いかけることになんの意味があるだろう。」「綺麗だ。それだけで十分」言葉であれこれ言うんじゃなくって、世界は美しく、名前のない色で満ちている。最後が印象的でした。
それにしても、水窪の前の男は狡い奴だね。