私があなたに惚れたのは の商品レビュー

久世光彦(著者)

2024/01/31

比較的、近代に近づいた平成風俗だった気がする…。
私めでも分かるようなコンテンツについてもちらほら…。

2020/09/03

久世光彦　著「私があなたに惚れたのは」、２００２．５発行。5部構成です。「ままや」で逢った人たち、いい人いい話、悦楽的女優論、届かない恋文、死んだ奴にはかなわない。都合87人の人に惚れてますｗ。でも、なんといっても、どんな人より向田邦子さんに惚れていたのがよくわかります。文面から、向田邦子さんのことを書いている時の久世光彦さんの嬉しそうな、そして寂しそうな姿が伝わってまいります。

2011/03/05

久世さんに触れて思うのは、いつでも人肌の温もりを持って人と接するなって。しっかり血の通った人間付き合いというか、美化するだけの関係性でないというか、とにかく至極まっとうなのである。好き嫌いだけで分断せずに、相手を思いやる心であったり気遣う心であったりが、心地よい懐かしさを伴うぬくもりがある。人は大好きな人に死なれるとそんな風になるのかもしれないね。それにしてもこの表紙が不細工過ぎていただけません。悪趣味だと思います。