はたらく青年 の商品レビュー
原稿用紙の中だけが、ぼくにとっての唯一の逃げ場であり、希望でもあった。他にどこへ逃げることもできなかったし、ささやかな希望を抱くことさえできなかった。 何が転倒したスケート選手だ、きれいごと言うんじゃないよと、強烈にたしらめなれたような気分であった。辛くても、それは胸に収めろ、...
原稿用紙の中だけが、ぼくにとっての唯一の逃げ場であり、希望でもあった。他にどこへ逃げることもできなかったし、ささやかな希望を抱くことさえできなかった。 何が転倒したスケート選手だ、きれいごと言うんじゃないよと、強烈にたしらめなれたような気分であった。辛くても、それは胸に収めろ、うつむくな、明るくふるまって笑い飛ばせ、大丈夫なんとかなる、底辺でそういう生き方をぼくは教えられた気がした。
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今回は今まで読んだのと雰囲気が違った。 少しシリアスだなあ、大変だなあ、と思っていたら(特に「はまさんがんばれ」のところは、ほろっときた) 最後のエロ本配達の話で、ぼーーーーんとなった。 はたらくのは大変だ、本当に。 バイトも大変だ。辞めたい。
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中村うさぎさんを読んで以来読んでみたかった作家さんの一人。 2009年2月19日読了。 読みやすい。 今度はエッセイじゃない本を読んでみよう。
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初・原田作品。 ご本人が体験したバイト時代のエッセイ。 何だか読んでてにやにやしちゃうような素敵な文章を書かれますね。
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学生時代のバイトはあまり楽しくやっていなかったけど、 原田青年のバイトの話は本当におかしくて、またバイトしたいなと思ったり。。 面白く楽しく仕事ができればいいのにね〜
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p121? 決断にあたっては、くよくよ悩むことはなかった。世間知らずの青二才だったせいもあるだろうが、三十秒で肚をくくることができた。同時に、これからは小説を書くということが自分自身にとって唯一の支えになっていくだろう、という予感があった。 事実、ぼくは大学二年生の晩夏から後...
p121? 決断にあたっては、くよくよ悩むことはなかった。世間知らずの青二才だったせいもあるだろうが、三十秒で肚をくくることができた。同時に、これからは小説を書くということが自分自身にとって唯一の支えになっていくだろう、という予感があった。 事実、ぼくは大学二年生の晩夏から後の重苦しい七、八年間を、小説を書くのだというただ一つの大義名分によって支え続けた。原稿用紙の中だけが、ぼくにとっての唯一の逃げ場であり、希望でもあった。他にどこへ逃げることもできなかったし、ささやかな希望を抱くこともできなかったのである? 原田宗則も7年とか8年かかったんだあって。私もそれぐらいの期間を見越して頑張ろうって思った。めらめら。
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ご本人が体験したバイト時代のエッセイ。 なんだか読んでてニヤニヤしちゃいました。 素敵な文章をかかれますね。
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バイトがつらいと思ったとき。 気楽にさせてくれる原田宗典の本をみつけた。 しかも、仕事の話。 こりゃ読むっきゃない!!って思った。 おもしろかったけど、こんな気楽にいれないですよ、って思った、しょーじき。。 けど、原田宗典だってつらいこともあるんだよね。がんばることもあるんだよね...
バイトがつらいと思ったとき。 気楽にさせてくれる原田宗典の本をみつけた。 しかも、仕事の話。 こりゃ読むっきゃない!!って思った。 おもしろかったけど、こんな気楽にいれないですよ、って思った、しょーじき。。 けど、原田宗典だってつらいこともあるんだよね。がんばることもあるんだよね。と思いました。
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この「はたらく青年」という本は、彼が若いころに経験した様々なアルバイトなどのことが、面白おかしく書かれている。 例えば、ガソリンスタンド、ウエイター、販売員・・。 仕事をし対価を得るということは尊く、成人した人にとっては大切なことだ。 しかし、様々な仕事が世の中にはあり...
この「はたらく青年」という本は、彼が若いころに経験した様々なアルバイトなどのことが、面白おかしく書かれている。 例えば、ガソリンスタンド、ウエイター、販売員・・。 仕事をし対価を得るということは尊く、成人した人にとっては大切なことだ。 しかし、様々な仕事が世の中にはあり、何をすればよいのかわからない若者も多いことだろう。 フリーターならまだしも、ニートやその予備軍が増加したら、日本の明日は暗い・・。 「13歳のハローワーク」なんて本もあったっけ。 そういった意味ではこの本は、「20歳のハローワーク」とも言えるかもしれない(笑)
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==バイトエッセイ== エッセイを書かせれば日本一おもろい!!と言っても過言ではない、ハラダさんの噴飯ものの迷エッセイ集です☆★☆ いろいろとシリーズがあるのですが、このエッセーではタイトル通り、原田氏が青年時代に体験した『アルバイト』について書かれています。 肉まん餡まん工場で...
==バイトエッセイ== エッセイを書かせれば日本一おもろい!!と言っても過言ではない、ハラダさんの噴飯ものの迷エッセイ集です☆★☆ いろいろとシリーズがあるのですが、このエッセーではタイトル通り、原田氏が青年時代に体験した『アルバイト』について書かれています。 肉まん餡まん工場で発狂寸前になった話やガソリンスタンドでのバイト話など。自身の自虐的な体験をおもしろおかしく書いています。 電車で読んだらあきまへん!!何故かって!?それは爆笑してしまうからです。
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