誕生日の子どもたち の商品レビュー
6つの短編で構成されている物語は、どれも、子どもがテーマだ。子どもの純粋で、無垢な心は、ほんのささいなことで傷つき、逆に、相手を簡単に傷つけてしまう。子どもの頃、その純粋さゆえに、傷つかなかった人がいるだろうか?傷つけたことがない人がいるだろうか? カーポティの紡ぎ出す繊細な文章...
6つの短編で構成されている物語は、どれも、子どもがテーマだ。子どもの純粋で、無垢な心は、ほんのささいなことで傷つき、逆に、相手を簡単に傷つけてしまう。子どもの頃、その純粋さゆえに、傷つかなかった人がいるだろうか?傷つけたことがない人がいるだろうか? カーポティの紡ぎ出す繊細な文章が、自らの幼い日の思い出を蘇らせる。ぽつん、ぽつんと、幼い日の心の在り様が浮かんできて、胸がチクチクとウズキダス。ものすごく好きだ。この本。
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時間的な問題で全てを読むことはできなかったが、ある独特な感覚を呼び起こされる素晴らしい一冊だった。特に「あるクリスマス」はサンタクロースの実在に対する疑問の完璧な回答だろう。また私個人的には、自分の記憶と重なるところがあるので特別な物語。[2006年1月]
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カポーティの訳を村上春樹がするとこんな感じなのだなあ とみょうに納得 ゆるい文章がわたしは気持ちが良かったです 子どもたちの日常、非日常が 素敵に描かれています
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カポーティ作品のなかでは、 ダントツ読みやすく、秀逸です いろんな訳で出ていますが、 村上訳がいちばん良いです!
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