パレード の商品レビュー
オススメ!!
『センセイの鞄』では語られなかったストーリー。センセイとツキコさん、ふたりの穏やかな日常が垣間見える、柔らかい会話。ある夜のそうめんと、その後に始まる昔語り。永久保存版として大切にしたい本だ。
yoko
「センセイの鞄」の続編? 夏のある日のセンセイとツキコさんの昼下がりです。 時間の流れ方が緩やかでとても良かった。
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ツキコさんの子供の頃の何気ないお話。 誰もが必ずや見聞きしている、加担している出来事を描くことによって日常を表現している。 小説の中にも時間は流れている。前にも、その後にも。
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流石川上弘美先生、少ない言葉数で時間の流れを感じ、すっとわたしの感情の中に溶け込みました。あとがきにも在りますが、読み終わった物語は実はまだ、読者の心の中で続いているのだと思います。
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こちらを先に読んでしまった。なんとも言えない読後感だけど、センセイとツキコの関係性は穏やかでとてもいいなと感じた。
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こんな日があったらなあと思い描くような、 あったかもしれない、という儚さの中の穏やかな空気にほわっとくる。短い時間、(帯にあるように)遠いこだまを聞くような心地いい気分になれました。 夏の午さがり、ツキコさんとセンセイが過ごした時間。 心の傷に触れる昔話は、最も大切な人とだからで...
こんな日があったらなあと思い描くような、 あったかもしれない、という儚さの中の穏やかな空気にほわっとくる。短い時間、(帯にあるように)遠いこだまを聞くような心地いい気分になれました。 夏の午さがり、ツキコさんとセンセイが過ごした時間。 心の傷に触れる昔話は、最も大切な人とだからできると思う。こういう何気ないことがとても幸せなのだろう。 ツキコの前に現れた赤い天狗とか、あなぐまとか小さなおばあさんとか、それぞれ付いてるものたちは個性でしょうか背負うものでしょうか、面白いです。 単行本の文中に描かれている赤の天狗やイラスト、文庫のほうはどうなっているのかと思った。
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センセイの鞄 を読み終えてから数年経ってこの本を読んだのだけど、なんとも言えない2人の、この何気ない会話の艶っぽさ、ずっと聞いていたい優しい時間…改めて特別な本だなぁと思う。 天狗の話も、ふしぎだけれど、幻でもないような…そんな話をきちんと聞いてくれてツキコさんと一緒にその話の中...
センセイの鞄 を読み終えてから数年経ってこの本を読んだのだけど、なんとも言えない2人の、この何気ない会話の艶っぽさ、ずっと聞いていたい優しい時間…改めて特別な本だなぁと思う。 天狗の話も、ふしぎだけれど、幻でもないような…そんな話をきちんと聞いてくれてツキコさんと一緒にその話の中を歩いてくれる やっぱりいいなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(2019/4/2読了) 図書館でまだ読んでない川上さんの本を見つけたら、センセイの鞄のサイドストーリーでした。 前作を読んだのが9年前なので、細かなことは覚えてないけど、ふわっとした優しい空気感は覚えてる。 《センセイのてのひらが離れて、わたしのてのひらが淋しくなった。》こういう感性が好きなのよね。 ドラマを観た時も、本を読んだ時も、そこにない部分を想像したり、続編にならないかなと期待したり。 作者さんでも、ましてや自作でも、そう思うことってあるんだな。 (内容) 夏の午さがり、ツキコさんがセンセイに物語る、幼い日のできごと…。「センセイの鞄」のふたりが過ごした、遠いこだまのような時間、もうひとつの物語。「センセイの鞄」のサイドストーリー。
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センセイとツキコさんのやさしい日常 だいすきなひとの息づかいを感じること その手に自分の手を重ねること 話をきいて答えてほしいのではなくて ただ となりに寝転がって 意識がいったりきたりしながら流れる その静かな時間 だいすきなひとが在ることが こんなにも愛おしい気持ちを湧き...
センセイとツキコさんのやさしい日常 だいすきなひとの息づかいを感じること その手に自分の手を重ねること 話をきいて答えてほしいのではなくて ただ となりに寝転がって 意識がいったりきたりしながら流れる その静かな時間 だいすきなひとが在ることが こんなにも愛おしい気持ちを湧きあがらせる もっともっと このふたりの物語に触れたかった わたしのだいすきなふたり
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『センセイの鞄』のセンセイとツキコさんにまた会えることが嬉しい本作。一緒にお素麺を食べて、二人で畳に寝転びながらツキコさんの昔話を聞くセンセイ。この空気感に本当に癒される。穏やかで温かくて、それでいてときめかせてくれるセンセイがニクい。ツキコさんの昔話は小学生特有の残酷さと幼稚...
『センセイの鞄』のセンセイとツキコさんにまた会えることが嬉しい本作。一緒にお素麺を食べて、二人で畳に寝転びながらツキコさんの昔話を聞くセンセイ。この空気感に本当に癒される。穏やかで温かくて、それでいてときめかせてくれるセンセイがニクい。ツキコさんの昔話は小学生特有の残酷さと幼稚さが詰まっていて泣きそうになったけど、ゆう子ちゃんはきっと素敵な女性になっているだろうと思う。
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