スラウェシだより の商品レビュー
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[ 内容 ] 32年間にわたるスハルト政権が崩壊したインドネシア。 経済危機、政治変動、そして暴力のなかを人々は懸命に生き抜いてきた。 その過程において、中央と地方、政府と住民の関係だけでなく人々の行動や態度も少しずつ変わりはじめてきた様子がうかがえる。 首都ジャカルタではなく、スラウェシという一地方からの眼でそうした激動のインドネシアを描いてみた。 [ 目次 ] 第1章 インドネシア東部地域開発の諸相(マカッサルから見たインドネシア東部地域開発;「加工年」から「販売宣伝年」へ―南スラウェシ州のカカオとカシューナッツ ほか) 第2章 経済危機、政治変動、暴力(マカッサルで見た一九九七年総選挙;マカッサルの「反華人」暴動 ほか) 第3章 島をめぐる、地方をめぐる(タカ・ボネラテ諸島をめぐって;六年ぶりにトラジャを訪れて ほか) 第4章 地方分権化と地方の自立(動きはじめた地方分権化;地方首長は地方分権に目覚めたか―県知事・市長との議論から ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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インドネシアの中央と地方との関係について。 中央は地方に対して一方的に指示をし、地方は反発しつつもそれを受け入れているという状況があるようだ。 本書はインドネシアの問題を地方からの視点で描いている。
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