社会科学系大学院生のための研究の進め方 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
博士論文の構成 ・はじめに ・文献レビュー ・リサーチ・クエスチョン ・方法 ・分析結果 ・考察 ・結論と要約 研究しながら執筆をすすめる。文献、証拠、分析結果の記録を保存する。 雑誌への論文投稿:読者の関心を引くトピックで方法論が適切で、オリジナリティがある内容が求められる。 最終的な学位論文に仕上げる作業は数週間。 ○審査員のチェックポイント ・はじめに:研究テーマが時代にマッチしているか。ビジネスを行う上での有用なガイドラインとなっているか。 ・文献レビュー:包括的、徹底的。理論的論文と実証的論文の両方(学術論文)。引用に際しては批判的かつ建設的にに評価。直接引用の多様は避ける。最後に、分析対象(現象)に関係する変数がどのように結びついているかの「概念モデル」を提示 ・リサーチ・クエスチョン:概念モデルに対応した形で提示 ・・明確に記述されているか ・・検証可能な形か(仮説が立てやすい形か) ・・数が多すぎないか(少数のクエスチョンから構成されているか。) ・方法:収集方法。証拠収集の方法や分析方法について定義し、採用したアプローチの限界や問題点についても言及する。 ・分析結果:チャレンジングな部分。適切なアプローチか。ケーススタディならなぜその組織か。証拠の分析テクニック。分析結果は図表等で提示。 ・考察:発見事実を一般的な形で議論し、特定部分に焦点。解釈や発見事実が分析と一貫していることが大事。概念モデル⇒証拠⇒分析⇒発見事実という流れが明確で論理的である必要。研究の発見事実がこれまでの知識の体系にどのような貢献をしたのか、という点をチェック。妥当性・バイアス・一般化の問題について説明する必要がある。分析結果が概念モデルを支持しない場合でも失敗ではない、新しい理論に発展することがある。 ・結論と要約:今後、研究をどのような方向に持っていくか。たとえ、概念モデルや仮説が支持されなかった場合でも、最後は、研究のポジティブな点を強調する形で論文を終わらせることが大事。 ・研究の問題点:研究の短所と長所について議論。自己評価。洞察あふれる説明で説得力ある論文に。 ・チェックリスト ・・問題点が特定され、構造化され、明確になっているか? ・・研究は、これまでの知識体系に対して、価値のある貢献をしているか? ・・論文中の議論は、説得力があるか? ・・指導教官は、論文が審査できる状態であることについて合意しているか? ・・論文の長さは適切か? ・・学位論文は、大学図書館等の公的機関に設置する用意ができているか? ・・学位論文のフォーマットに関する大学の規定にしたがっているか?
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池田さんに推薦された本。 おそらく、彼がMOTに行っていたときに参考にしたものと思われる。 洋書の一部翻訳で、翻訳が出たのもかなり前で、さらに原書はもっと古い。 リンク先の頁で、いまひとつ、のような書評があり、もっと良いのが色々あるとか書いてあったので(そのわりにそういうものの具...
池田さんに推薦された本。 おそらく、彼がMOTに行っていたときに参考にしたものと思われる。 洋書の一部翻訳で、翻訳が出たのもかなり前で、さらに原書はもっと古い。 リンク先の頁で、いまひとつ、のような書評があり、もっと良いのが色々あるとか書いてあったので(そのわりにそういうものの具体的な引用はないという・・・)、ほかも探してみたが、コンパクトにまとまっていそうだったので、一応購入(の割に高いよ・・・)。 届いて見てみたが、確かに、研究を進める上で参照するという用途なら有りかも、と思った。この後もJIPA継続するなら、ということもあるし、自分で何か書くときについても。
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修士論文を作成するにあたり、内容もさることながら、どのように進めたらよいか、から、分かっていないことに、今更ながら気づいた。ということで、基礎の基礎からスタートです。
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様々な研究の手法に触れられていて、論文計画に有効。研究の基本的姿勢など、簡潔にわかりやすく解説されている。
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字が大きくて凄く読みやすい 修士・博士向けとあるが、学部生も読むべきだと思う 研究の基礎知識となる一冊 ただ、統計の箇所は初学者には難しいと感じた それ以外の特に前半部分は非常にためになった
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統計処理の使い方等も含めて、「研究」の進め方を簡単に追っていくことができ、全体のイメージが持ちやすくなった。「研究生」にとっては、とてもいいガイドブック。
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「第2の戦略は、研究を進めながら執筆するやり方で、研究をスタートした時点から少しずつ学位論文を書いていきます。論文執筆という時間のかかる難しい作業をこなしていくためにも、この第2の戦略をとることをおすすめします」 「走りながら考える」ではないけど、全ての資料が揃って「さあ書き始...
「第2の戦略は、研究を進めながら執筆するやり方で、研究をスタートした時点から少しずつ学位論文を書いていきます。論文執筆という時間のかかる難しい作業をこなしていくためにも、この第2の戦略をとることをおすすめします」 「走りながら考える」ではないけど、全ての資料が揃って「さあ書き始めるぞ」ということの限界性は確かにあると思う。割と今までそのように書いてきたのだが、実際そのことによる心的負担は大きいし、やっと書き始めた瞬間に足りないものは見えてくるものである。 そういう意味では、論文にしろ何にしろ、実際のアウトプットを出しながらインプットを重ねていくというやり方が良いのもまた然りであって、そのことが特に印象に残った次第。
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社会科学系、とありますが、内容は経営学が主なターゲットになっているのではないでしょうか。私の志す租税法・財政学分野とは手法がまた別物かと思われますが、研究の手順や学位論文の書き方は参考になりました。
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文系の論文のお作法を、学ぶため読んだ。理系の論文の世界しか知らないので、実験も具体的な発明物もないのに新規性を示すことはどうも難しく思える。
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正直、あんまり為になるとは思わない。編者たちももうちょっと原本の情報をきちんと残すべきだと思う。レイアウトやわかりやすさを追求する事で中身のナイ本になった印象を受ける。勿論、部分的に参考になる点がないことはない。
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