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幼小連携のカリキュラムづくりと実践事例 の商品レビュー

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2009/10/07

東京都の有馬幼稚園・小学校の連携の実践報告です。 読んで感じたのは、まるで、昔地域全体で子どもを育てていた時の光景のようだなということ。幼児・児童が日常的に自然に関わりあう姿を微笑ましく感じました。年長児から可愛がられ、年少児を可愛がるということを同時に経験していくことによって...

東京都の有馬幼稚園・小学校の連携の実践報告です。 読んで感じたのは、まるで、昔地域全体で子どもを育てていた時の光景のようだなということ。幼児・児童が日常的に自然に関わりあう姿を微笑ましく感じました。年長児から可愛がられ、年少児を可愛がるということを同時に経験していくことによって、自然に対人関係の方法・接し方の違いや思いやりが育つようです。 具体的な実践には、5歳児と4学年児童の芋を通じた交流、相互に情報を発信できる場としての「なかよしボード君」などが紹介されています。また、実践を通して子ども側から提案された幼稚園児の発表への参加なども多数紹介されています。クラス対クラスでなく、幼児児童一対一を大切にすること、継続すること、その良さがよく読み取れました。 また、有馬幼稚園は地域の保育園との交流も行っています。しかし、多くの地域では幼保はまだ離れた存在でしょう。幼小連携をより良く行うためにも、幼保の連携・一体化を一層促進する必要性を感じました。

Posted byブクログ