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ひとたびはポプラに臥す(1) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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シルクロードを旅する…

シルクロードを旅する旅行記です。シルクロードを現代旅するって珍しいので面白い。宮元輝さんの息子さんも同行しています。

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宮本輝のシルクロード…

宮本輝のシルクロード紀行。仏教伝来の薀蓄の旅と思いきや、意外と「普通」の旅です。中国とイギリスへ行くときは食事に期待してはいけないというのは本当のようです。個人的には麻雀(骨牌)を考えた国のお話が好き。

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中国の西安からパキス…

中国の西安からパキスタンのイスラマバードまでの6700キロのなが~いシルクロード紀行の第一巻。無秩序な交通ルール・露天の歯医者・賄賂が横行する役人・公安警察など、第一巻は漢民族が多い町を通過しているせいか、お隣の国ベトナムと同じ印象を持ちました。

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2015/12/20

2015/12再読 約10年前に読んだときと比較し、少し作者のクセや、旅のテーマになっている過去の人物の対比や記載が多く、冗長な部分が気になってしまい、評価変更☆4→☆3 単純な魅力的な紀行文の分量としては半分の冊数にまとめてもという印象で、そんなことはないだろうけども、深夜特...

2015/12再読 約10年前に読んだときと比較し、少し作者のクセや、旅のテーマになっている過去の人物の対比や記載が多く、冗長な部分が気になってしまい、評価変更☆4→☆3 単純な魅力的な紀行文の分量としては半分の冊数にまとめてもという印象で、そんなことはないだろうけども、深夜特急を意識したのではとも勘ぐりたくなる全6冊。

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2013/01/07

宮本輝が鳩摩羅什の軌跡を、逆に中国側から辿る旅を描いたもの。 鳩摩羅什や仏教はほとんど出てこないが、それぞれの地域の様子はそれなりに感じ取れる。

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2011/01/17

約1700年前、シルクロードの小国に生まれ、 大乗仏典の経典をサンスクリット語から漢語訳した鳩摩羅汁の足跡を追う旅エッセイ。 中国・西安からパキスタンのイスラマバードまで 6700kmを車で踏破する旅 とはなんと過酷なことか。。。 そして、ドナウ川に沿った旅との違いに愕...

約1700年前、シルクロードの小国に生まれ、 大乗仏典の経典をサンスクリット語から漢語訳した鳩摩羅汁の足跡を追う旅エッセイ。 中国・西安からパキスタンのイスラマバードまで 6700kmを車で踏破する旅 とはなんと過酷なことか。。。 そして、ドナウ川に沿った旅との違いに愕然。 いろんな経験・旅はしたいが、シルクロードの旅はしたくない。 【印象に残った文章】 「どこもかしこも同じだ。町という町は、それぞれのたたずまいを見事に失くしてしまって、荒地や平原や砂漠よりも、ここでは人間のいるところのほうが不毛なのだ。  人間のいるところ、ことごとくが不毛だ。町という町は、すべて埃と悪臭と悪意とワイロと無表情が横溢している。」 「旅を終え、年月がたち、多くの光景が消えていくなかで、たったひとつ消えない光景というものを各自は隠し持つようになるのですが、その消えない光景が、それぞれの人生の修羅場で思いもかけない武器と化したり、要塞の役割をになったりすることを、私は幾多の旅の経験から知っているのです。」 「私は父の口癖だった言葉を思い出したのです。-何がどうなろうと、たいしたことはありゃあせん。」

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2009/10/04

1〜6まで一気読み。とにかく現実のシルクロードのすさまじさに圧倒された。さすが中国。さすが、作者。シルクロードが夢の道ではなく、現実の道であることを痛感した。幻想は潰えても、それゆえに過去、その道を行き来したであろう人々への賞賛は深まる。すごいね

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2009/10/04

再読。かつての高僧が歩いた、厳しい環境・や美しい景色をめぐる旅は、筆者に次の1文を言わせるためだったように読める。『自分で自分の「いんちき臭さ」を感じ、そんな自分自身が虚しかったのだ。』その結論に至るため、あるいはそうでないことを確かめたいがために、人間には目標がいるのかも知れな...

再読。かつての高僧が歩いた、厳しい環境・や美しい景色をめぐる旅は、筆者に次の1文を言わせるためだったように読める。『自分で自分の「いんちき臭さ」を感じ、そんな自分自身が虚しかったのだ。』その結論に至るため、あるいはそうでないことを確かめたいがために、人間には目標がいるのかも知れない。

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2009/10/04

宮本輝氏の旅行記です。シルクロードをめぐる全6巻のうちの第一冊目です。宮本さんの語り口が存分に味わえるシリーズだと思います。

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2009/10/04

宮本輝の紀行エッセイ。西安からパキスタンのイスラマバードまでを名僧・鳩摩羅什の軌跡を追っての旅。広大なシルクロードを車で進む。くすっと笑ってしまうようなエピソードもあり、写真も美しく、シルクロードに住む人々の様子が目に浮かぶよう。

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