心の起源 の商品レビュー
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新世界が作られるときは不連続点と自己矛盾がある 反射は快不快は心が生まれるにあたってできてきたもの。 こころは有機体というシステムの複雑性の中にある。 生物物質界は時間を短縮して再現しているが(胎児にえらが見られる時期があるなど)、こころは毎回0からのスタート。人生ははかない、短い。 これからこころはどうなるのか? 難しかったけど、新しいイメージの形ができて良かった。
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[ 内容 ] 心はどのようにして誕生したのか。 この難問を解くキーワードは「記憶」。 記憶を持つことで過去と現在の照合が可能となり、それまで瞬間のみを生きてきた生物が時間と空間を獲得した、と著者は仮説を立てる。 さらには快・不快という原初の感情が芽生え、物事の因果関係を把握することで、本能によらず自らの意志で行動する自由を得た―。 これまで人文科学の領域とされてきた「心」に、生物学の観点からアプローチを試みる。 [ 目次 ] 第1章 問題のありか 第2章 心の原点をたずねる 第3章 「世界」とは何か 第4章 心のはたらく「場」 第5章 心の世界を覗きみる 第6章 心の未来はどうなるか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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心、というと心理学の分野だと思われますが、この本の著者は生物学者。心という、その本質が誰にも分からない対象を、生物学的視点から解読しようとする試みがまとめられた一冊。おもしろいです。
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