日本家族史論集(1) の商品レビュー

佐々木潤之介(編者)

2012/10/22

主に家族社会学に依拠しながら、社会史について考察を深める一冊。

家族についての研究——社会学、民俗学、歴史学、法制史学等々——を網羅しながら現時点での学問的到達地点を概説してくれるので、非常に有用な一冊。この本の引用だけ辿っていけば家族関係の主要研究は網羅できるのでは。

僕はこの本を図書館から借りるのではなく買いたいのだが、一冊6,300円もする。とてもじゃないが手が出ない。派遣で丸一日働いてやっと買える金額だ。ん、そう考えるとあまり高くもないか……？
いやいや、やっぱりなぁ……吉川弘文館、出す本が素晴らしいだけにいい値段するよなぁ。