長い家路(上) の商品レビュー

ダニエル・スティール(著者),天馬龍行(訳者)

2020/05/04

女性作家が書く虐待シーンはとても恐ろしいと思う。その恐ろしい虐待・暴力を６歳の女の子が受け続けるというとてもまともに読んでられない内容だが、先を知りたくてどんどん進めてしまう。
父に、そして母に捨てられ修道女として生きようとするところへやってきた神父さま。
少女漫画のようなシチュエーションだがこの小説ではそこまで甘くない。甘い生活を送る主人公だがこれはまだ上巻、この先までそう長く幸せが続かないんだろうなと思っていたところへこれまたひどい結末が待っていた！
ベストセラーになるのもわかる。解りやすすぎるくらいにストレートなストーリーにぐいぐい引き込まれてしまった。下巻での主人公の運命は如何に！？