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からくり民主主義 の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

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    4

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2012/10/21

正しい解決策とか、はっきりとした原因とか、明確な対立とか、そんなものはないのです、ちゃんと調べたら。ありすぎる矛盾や皮肉をうまいひとがまとめると笑いになる。そういう本。

Posted byブクログ

2013/07/01

「みんなが主役で、みんなが平等」という民主主義のフィクション性を、丁寧なフィールドワークを重ねて、ゆるいタッチで描いていきます。 僕が知るなかでもっとも読みやすく、かつ本質をついた民主主義に関する本です。意外や意外、この本の解説はあの村上春樹。素晴らしい解説です。解説から読み始め...

「みんなが主役で、みんなが平等」という民主主義のフィクション性を、丁寧なフィールドワークを重ねて、ゆるいタッチで描いていきます。 僕が知るなかでもっとも読みやすく、かつ本質をついた民主主義に関する本です。意外や意外、この本の解説はあの村上春樹。素晴らしい解説です。解説から読み始めると、著者との距離がぐっと近づくはず。 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1357377

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2012/03/04

2012.3.4読了。 この世に結論はない。社会に答えはない。白黒はっきりさせずに、グレーの中を漂うのが大人なのかもしれん。

Posted byブクログ

2011/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メディアには現れない、生身の人間のゴワゴワ、ザラザラした手触りの暮らしと、人間の集合体としての「世間」や「みんな」が帯びてくる「体質」の不可思議さに切り込む。そのニュートラルな分析眼と伝える筆の力たるや、希有な才能をお持ちだ。そして、批判的になるとき一段上の位置に上がったりしないのだ。きっと優しい人なのだろう。文章も難しく堅苦しいところがなく理解しやすい。真剣な話題だと思って肩に力が入って読んでいると、なんか脱力しちゃうことが多い。 「おすもうさん」を読んで、炸裂する高橋秀実節の魅力に惚れた。次に「痩せれば美人」を読んで膝を打ちまくった。今回のこれが3冊目で、ここに「私はファンです」宣言したい。 http://big-river.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-f6c7.html

Posted byブクログ

2011/09/16

ななめ読み.情けないことに,私はここに取り上げられているほとんどの話題に興味がない(わかない)のだった.読む本を間違えた.

Posted byブクログ

2010/08/22

メディアは白か黒しか伝えないと言うこと。でも大部分の人間は、白と黒の中間にいる。沖縄も上九一色村も、原発地帯も・・住民にとっては白と黒の中間に多数がいる。そして、それ以外のところには白と黒の人たちがいるのである。現場に常に居る事ができない以上、僕らは常識と想像力を持って、対処しな...

メディアは白か黒しか伝えないと言うこと。でも大部分の人間は、白と黒の中間にいる。沖縄も上九一色村も、原発地帯も・・住民にとっては白と黒の中間に多数がいる。そして、それ以外のところには白と黒の人たちがいるのである。現場に常に居る事ができない以上、僕らは常識と想像力を持って、対処しなければならない。たしかに真実は白か黒しかないのだろう。でも、人間の生きている現実はその中間にある。そのことを受け入れないと、原理主義になるのである。メディアは原理主義の塊なのである。

Posted byブクログ

2009/10/04

『やせれば美人』という新潮文庫での面白い奥さんのダイエット日記以来、私はこの人の書く文章のファンです。 沖縄基地問題、オウムや統一教会のような新新興宗教信者、地域通貨、その他いろいろな問題を実際に現地に行って現地の人に訊いてみる。言ってみればこれだけのことなのですが、これほどの現...

『やせれば美人』という新潮文庫での面白い奥さんのダイエット日記以来、私はこの人の書く文章のファンです。 沖縄基地問題、オウムや統一教会のような新新興宗教信者、地域通貨、その他いろいろな問題を実際に現地に行って現地の人に訊いてみる。言ってみればこれだけのことなのですが、これほどの現地の人のナマの声を引き出している本も珍しい。 反対派、賛成派、賛成なんだけど反対派ありがとう派、TVの報道で流れるある種単純な切り分けがいかにうさんくさいものかを炙り出してくれるのですが、著者の「困った、困った」という声が聞こえてきそうな途方にくれた文章がまたよし。 TVの政治討論番組の類が大嫌いなのだが、あのなかでも「国民は許しませんよ!」と、いかにも自分が国民の代表みたいな顔して言う男がいるけれど、あんたのいってることがどんだけ嘘にまみれていて誇大妄想に過ぎないのか、というのをこの本を読んで自覚してほしい。 主義主張、信仰、思想、こういった厄介なテーマに関する本は、「そうなのかもしれないけど、あなたの書きぶりにも辟易する」という著者のバイアスがかかっていることが多いが、そのバイアスを持ち得ないままに困惑しつつとぼとぼと取材してまわるこの人の書きぶりは、きわめて好感が持てます。自分がどう考えるかまでいたらなくても、まず疑問を持つところからでいい、ぜひ読んでみてください。

Posted byブクログ

2009/10/04

 奥田秀朗氏推薦。  世の中で騒がれていることの裏の裏を取材して分かった、思わず笑っちゃうエピソード。

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2009/10/04

世の中で是か非か問われている問題を、現地に足を運んで住民にヒアリングしまくったルポ。現場には、世の論議とは全く違った現状があることがよくわかる。結局答えは、当事者の数だけあるってこと。

Posted byブクログ

2009/10/04

この前ゼミでも発表したけど、民主主義って何?と思う。読むほどに分かったようで分からないし、この本読んだら、自分の目と耳が民主主義のイイ面ばかりに浸っているような気がしてきた。あ、作者はR25の巻末コラム書いてるよ。

Posted byブクログ