マレーシア凛凛 の商品レビュー
マレーシアに長く住んでいた日本人の方の、マレーシアのあれこれを書いたエッセイ。 他民族のそれぞれの暦、他民族社会のトピックあれこれ、マレーシアという国の成り立ち、熱帯における季節やフルーツ、日本との関係、仕事としてかかわった文化交流の現場の話、などから成る。 イスラム、インド...
マレーシアに長く住んでいた日本人の方の、マレーシアのあれこれを書いたエッセイ。 他民族のそれぞれの暦、他民族社会のトピックあれこれ、マレーシアという国の成り立ち、熱帯における季節やフルーツ、日本との関係、仕事としてかかわった文化交流の現場の話、などから成る。 イスラム、インド系、中国系などから成る多民族の社会がこの国を形造っている。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マレーシアに長期滞在された女性のエッセイをまとめたものです。マレーシアの歴史や文化、宗教など現地の様子を率直にまとめられてます。 個人的に、これからマレーシアで仕事をする可能性が高く、彼らのことが前もって知っておきたくて、このような本をずっと探してました。 会社の中ではマレーシア人の評判があまりによくなかったので、ホントのところどうなんだろうと。 これを読んで、僕はおおいに安心しました。 多民族社会の中でうまく共存できるだけの気配り思いやりの心を持っている人たちなんだろうなと。日本人の譲合いの精神と相性はいいのではないかと想像します。 以下、印象深い特徴を箇条書き ・マレーシアは国家というより、1つの村のよう。ゆるやかに一体感がある。 ・毎年1ヶ月間の断食(ラマダーン)。その間は朝6:00~19:00くらいまでは飲まず食わず。イスラム教徒のみやっているので、断食中だからといって仕事しないなどの「甘え」は認められない ・1日5回(朝・昼・夕方・日没・夜)のお祈り、金曜日の礼拝の習慣あり。これもイスラム教徒だけだが、彼らもなまけることはあるみたい。 ・豚肉h食べない。鶏や牛も、きちんとしたやり方で屠殺されたもののみを食べる。屠殺するのを儀式として披露される。子供たちへの「死」の教育も兼ねているみたい。 ・少数民族であるインド人も、概してフラストレーションが少なく見受けられる。 ・贅沢な生活が手の届かぬところにある人々にとって、宗教は「文化」であって、生活の「楽しみ」や「喜び」である。 ・マレー人に「日本人は楽観的で前向き」と言われた。西洋やイスラムは罪の意識がを死ぬまで背負って生きるところがあるが、日本は年毎に清算・総括しているから。 ・イスラム教は太陰暦なので、宗教上の祝日は毎年日が異なる。 ・新たな言語を学ぶこと(例えば日本語)を通じて、異質なものに触れることが自分を高め豊かにするのだという成熟した考えをもつ若者が多い。 ・名前の書き方として、「本人の名前」+「父親の名前」という表記をする。 ・特有の称号や尊称がある。 ・マレーの若者は民族を問わず、みな親思い、家族思い。 ・大人数で集まって「共食」する風土がある。3、40人集まり、給料2ヶ月分の食料を調達するくらい。 ・「待つこと」は生活の一部。 ・日系企業の生産はマレーシアのGDP23%を占めている。(1999年当時) ・日本のポップカルチャーに熱狂する若者が多い。彼らを「ハーリー族」と呼ぶらしい。 ・マレーシア人は平均して1年に2冊しか本を読まない。 また、経済や外交政策についても一部書かれてますが、すでに10年前のことなので、今の状況については別に調査する必要がありそうです。どうやったら調べられるかなぁ…。
Posted by
マレーシアはマルチ言語社会。 クアラルンプールはKL。 ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、スターフルーツ、バナナ、パパイヤなど果物が豊富。
Posted by
- 1