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即効!!速読術 の商品レビュー

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2009/10/04

2009年6月17日読了。 先日、中谷彰宏さんの右脳読書本と、齋藤孝先生の速読本を読んでから、やっぱり自分ももっともっと早く本が読めたらいいのに! と強く思うようになり、図書館に行ったときにまた速読の本を借りてきました。これは、2冊借りてきた速読本のうちの1冊です。 この本は...

2009年6月17日読了。 先日、中谷彰宏さんの右脳読書本と、齋藤孝先生の速読本を読んでから、やっぱり自分ももっともっと早く本が読めたらいいのに! と強く思うようになり、図書館に行ったときにまた速読の本を借りてきました。これは、2冊借りてきた速読本のうちの1冊です。 この本は、わたしの求めていたものとはだいぶ違っていて、役に立ったのは2点だけ。 ひとつは、この本を読んで初めて、自分の読書スピードを測れたこと。平均は毎分600字だそうで、わたしは論文調の文章では580字、ミステリでは765字、でした。やっぱ論文調は時間かかるんだな。こんな短い文章だけじゃ集中しづらくてなかなか頭に入ってこなかったせいもあるけど。 もうひとつは、眼筋ストレッチ運動。これやると目の疲れがほぐれる気がします。 この他の内容としては、脳ミソの説明(第一章)と、目の説明(第二章)と、なぜか英単語記憶術(第三章)。 一章と二章は、脳のしくみと目のしくみがけっこう長々と説明されているんだけど、図がないまま錐体だ杆体だと文章だけで説明されてもよくわからない。そもそも脳と目のしくみの説明がここでこんなに必要か。 そして第三章。なぜここに来ていきなり英単語記憶術……。章題は「脳を鍛える」なのに……。英単語をこの記憶術で記憶することが脳を鍛えることになるってこと? まあならなくはないだろうけど、ただ日本語の本を速く読みたいと思ってこの本を手に取った人には、この展開は的外れもいいとこでしょうね。 しかも三章の最後には、英語長文を読もう、となって、『風と共に去りぬ』と『ジキル博士とハイド氏』のワンシーンの英文が載ってるんだけど、それはここに載っているような簡単な単語じゃ絶対に読めないレベルの原文です。表紙や帯には英語のことはひとことも書いてないので、速読の本を求めている人が、大きさもお値段もお手軽な、新書サイズの本書を表紙だけ見て買ったら、だまされたと思うかもしれません。 結論。速読の本を探しているなら、別の本をあたりましょう。英語の勉強をしたい人は、自分のレベルに合った別の英語参考書を買いましょう。脳と目のしくみを知りたい人は、図入りの別の本を探しましょう。というわけで、わたしはこの本はどなたにもお勧めしません。

Posted byブクログ