残照 の商品レビュー

今野敏(著者)

　今回は安積警部補と…

[文庫ＯＦＦ]

　今回は安積警部補と速水警部補が主役になっている。　印象的なのは、カーチェイスでは交機隊の面々も脱帽するほどの腕の持ち主の風間智也。暴走族から崇められてはいるが、一匹狼の風間智也のかっこいい事。冷静沈着・判断能力の良さ。彼には安積も速水も一目置かざるをえないようだ。物語の中に夕映えの中にたたずむ姿でババーンと入ってきて、思い切りよくサーッと出て行くあたり、本当にかっこいい登場人物でした。　安積と速水の信頼関係に基づいた歯に衣をきせぬ大人の（？）会話もいい雰囲

2018/11/12

安積警部補シリーズ　第８弾
ベイエリア分署復活編　第１弾

ベイエリア分署に戻ってきた安積班。

不良少年グループの抗争で一人の少年が殺害される。
現場から逃げた黒いスカイラインＧＴ-Ｒを操る黒いの亡霊の「風間」に容疑がかけられるが、捜査本部に参加した速水小隊長は彼は犯人ではないと断言し、手がかりを捜す安積。

速水の操るスープラとスカイラインＧＴ-Ｒとのバトルが見どころ。
また捜査本部に乗り込んできた相楽警部補との対決や、須田刑事の立ち回りもgood。

少年達はなぜ大人に反抗するのか？
それは大人達の干渉が少なくなった時代の危機感を「残照」という題名で表していると思う。

2011/04/26

長編で、安積班全員を活躍させるのは難しいのかな？
短編のほうがそれぞれのエッジが効いてて、キャラを読むなら短編のほうがいいらしい。

事件そのものは「ドーン！」とした大掛かり！！なものではないのですが。
若者と大人の永遠の対立とでも申しましょうか。
速水が本気で追って、風間が本気でその心意気を受けたという部分は迫力があったので、納得。
に、しても風間はもともと走り屋としての素質があったということ？

須田は最強です。
彼のおかげで作品に斬新さと深みが加わる。
あと、相楽さんも決して嫌いじゃないよ。
安積係長はある意味理想の上司過ぎるもん。
相楽さんくらいがちょうど人間臭い＾＾；

2009/10/04

STシリーズの既刊を全部読んでしまったので、次に手を出した“安積警部補シリーズ”　シリーズ最初の本では無いけれど、全然問題なく読めました。　人物設定等は全然違うのですが、“某警察ドラマシリーズ”を連想して、ちょっと
ニヤニヤしてしまいました。