茨木のり子集 言の葉(2) の商品レビュー
日本人の数すくない美点の一つとして、記録愛好癖があげられると、かねがね私は思っている。あらゆる階層にわたって、日記、メモを書き続ける人口の多いこと、多種の記録が大切に保存されること、古い庄屋の蔵から江戸時代の大幅帳など現れて、大いに研究に資するのこと、流人となって流された島でまで...
日本人の数すくない美点の一つとして、記録愛好癖があげられると、かねがね私は思っている。あらゆる階層にわたって、日記、メモを書き続ける人口の多いこと、多種の記録が大切に保存されること、古い庄屋の蔵から江戸時代の大幅帳など現れて、大いに研究に資するのこと、流人となって流された島でまですぐれたルポルタージュを書き残した庶民があったこと、正史の途だえた部分を公卿の日記が期せずして埋めたりしていること等々。
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「自分の感受性くらい」 もう大プッシュ! 初めて読んだときの状況にぴったりだったということもあるけれど、 最後の「ばかものよ」のひとことが 哀しくてでも愛しい気持ちに溢れていて。 声に出して読んでみたら、きっとこの言葉は苦く甘い。 読むたびに今の自分を振り返る。 ****...
「自分の感受性くらい」 もう大プッシュ! 初めて読んだときの状況にぴったりだったということもあるけれど、 最後の「ばかものよ」のひとことが 哀しくてでも愛しい気持ちに溢れていて。 声に出して読んでみたら、きっとこの言葉は苦く甘い。 読むたびに今の自分を振り返る。 ******************************************* 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ
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茨木のり子さんの詩に始めてであったのは中学生の時、「わたしが一番きれいだったときに」って詩で教科書に載ってました。この年になってやっと他の詩も読み始めました。彼女の詩は時に優しく、そして厳しく、頭をガーンと殴られたようになる時もあります。この本は中でも私の好きな詩がほとんどはいっ...
茨木のり子さんの詩に始めてであったのは中学生の時、「わたしが一番きれいだったときに」って詩で教科書に載ってました。この年になってやっと他の詩も読み始めました。彼女の詩は時に優しく、そして厳しく、頭をガーンと殴られたようになる時もあります。この本は中でも私の好きな詩がほとんどはいっているのでオススメです。
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