壁にぶつかった時に読む哲学の本 の商品レビュー
思わぬ困難にぶつかり…
思わぬ困難にぶつかり、挫けてしまいそうな時、哲学は私達に何をもたらしてくれるのか…哲学の格好の入門書。
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人を信じるということと、人を愛することはそれほど違ったことではない。 「最後に、魂が、あまりにはげしい感情に疲れてうちひしがれると、疲労のあまり、また理性をとりもどしてきます。 すると、さまざまの相反した動揺にとりつかれたあげく、浮かんでくるものは『あの女のそばにいると...
人を信じるということと、人を愛することはそれほど違ったことではない。 「最後に、魂が、あまりにはげしい感情に疲れてうちひしがれると、疲労のあまり、また理性をとりもどしてきます。 すると、さまざまの相反した動揺にとりつかれたあげく、浮かんでくるものは『あの女のそばにいると、あの女だけが与えうる幸福が見つかるだろう』という確信なのです」スタンダール『恋愛論』 ルソーという思想家は人間を信じた思想家である。同時に自然を愛した人でもあった。自然のなかでその恵みに満ちたりて暮らす人というのは、他人より秀でようとか、偉くなろう、金持ちになろうとは思わない。 なぜなら、彼は自然の恵みに十分恵まれているからである。こういう人間をルソーは「自然人」と呼ぶ。 「自然人」は人を差別したりすることはないし、自分も自由に行動するだろうし、別な「自然人」とも仲良く暮らしていけるだろう。 この「自由・平等・博愛」という思想
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