1,800円以上の注文で送料無料

壁にぶつかった時に読む哲学の本 の商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

思わぬ困難にぶつかり…

思わぬ困難にぶつかり、挫けてしまいそうな時、哲学は私達に何をもたらしてくれるのか…哲学の格好の入門書。

文庫OFF

2014/03/28

人を信じるということと、人を愛することはそれほど違ったことではない。 「最後に、魂が、あまりにはげしい感情に疲れてうちひしがれると、疲労のあまり、また理性をとりもどしてきます。 すると、さまざまの相反した動揺にとりつかれたあげく、浮かんでくるものは『あの女のそばにいると...

人を信じるということと、人を愛することはそれほど違ったことではない。 「最後に、魂が、あまりにはげしい感情に疲れてうちひしがれると、疲労のあまり、また理性をとりもどしてきます。 すると、さまざまの相反した動揺にとりつかれたあげく、浮かんでくるものは『あの女のそばにいると、あの女だけが与えうる幸福が見つかるだろう』という確信なのです」スタンダール『恋愛論』 ルソーという思想家は人間を信じた思想家である。同時に自然を愛した人でもあった。自然のなかでその恵みに満ちたりて暮らす人というのは、他人より秀でようとか、偉くなろう、金持ちになろうとは思わない。 なぜなら、彼は自然の恵みに十分恵まれているからである。こういう人間をルソーは「自然人」と呼ぶ。 「自然人」は人を差別したりすることはないし、自分も自由に行動するだろうし、別な「自然人」とも仲良く暮らしていけるだろう。 この「自由・平等・博愛」という思想

Posted byブクログ