ネオ・テクノ・ナショナリズム の商品レビュー

山田敦(著者)

2011/08/11

テクノ！なんて聞くと、まるで僕とは縁のない音楽の世界の話に思えてしまうかもしれないけれど、ここでは違います（当たり前だ）。
「グローバリゼーションとは何か」を（国際）経済的観点から検討してくると、一方で浮き上がってくる『グローカリゼイション』。普通ならばローカル→グローバルと単線的にイメージしてしまいがちな両者を“共進”するものであると捉える点に、筆者の着眼点の面白さが現れている。
そしてその波の中で、どのような技術革新が進んおり、そこにはどのような国際的影響があるのか――ほら、テクノの話でしょ(笑)
これもまた進学への気持ちが昂る一冊でした。