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加筆完全版 宣戦布告(下) の商品レビュー

3.6

20件のお客様レビュー

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ちなみにこれが出版さ…

ちなみにこれが出版された後に、北朝鮮からテポドンが日本に向けて発射されてます。何年か前。海に落ちてなにもなかったからか、あまり騒ぎにはなっていませんでしたが、これ読んだら、その後のそういうニュースには少しは敏感になるかも。、少なくとも現在の平和ボケには読んで欲しい本です。

文庫OFF

2019/07/20

このまま行ったら話終われない と思ったら・・・うまいこと収めたなぁと それ以前に緊迫感ある場面が多くて ハラハラドキドキさせられ楽しませてもらいました 実際にこんなことがあっても 日本は本書のような感じになってしまうのかもって ちょっと思いました

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2018/06/16

北朝鮮兵士の容赦なき殺意の前に犠牲者が続出。首相はついに自衛隊の出動を決断する。北朝鮮からは新たな潜水艦が領海に侵入。米国、中国、韓国、台湾をも巻き込んで、極東の危機は一触即発の臨界点へと達する。有事に際し、日本は本当に国民を、国土を、守れるのか。

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2017/10/25

核ミサイルがほぼ完成間近で北朝鮮クライシスが現実味を帯びた今だからこそ、20年前に書かれた本書を改めて読んでみた。北朝鮮の潜水艦が福井県敦賀市の美浜原発前の海岸に座礁して見つかり、武器を持った乗員11人が上陸したという前提で、日本は何を出来るかという物語。自衛隊を出して山狩りする...

核ミサイルがほぼ完成間近で北朝鮮クライシスが現実味を帯びた今だからこそ、20年前に書かれた本書を改めて読んでみた。北朝鮮の潜水艦が福井県敦賀市の美浜原発前の海岸に座礁して見つかり、武器を持った乗員11人が上陸したという前提で、日本は何を出来るかという物語。自衛隊を出して山狩りすることすら即決出来ず、攻撃の許可をいちいち官邸の総理におうかがいを立てることになるなど、呆れてものも言えない。日本は国民の生命財産を本当に守ってくれるのか真面目に心配だ。

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2017/01/06

北朝鮮攻めてきた系小説。超名作『半島を出よ』と比較すると小説としては見劣りするけど、現実日本では自衛隊をこういう少人数テロ対策としては展開できないんだろうなー、ともどかしく読みました。

Posted byブクログ

2016/03/04

敦賀半島に潜んだ11名の北朝鮮の精鋭兵士を駆り出すため6千の自衛隊が投入された。本書が他の軍事スリラーと一線を画すのは、投入された自衛隊員が銃を構える敵性兵士に何ができるかについて、現実的に掘り下げたところにある。とどのつまり現行法の元では、撃たれて終わり。本作のストーリーでも死...

敦賀半島に潜んだ11名の北朝鮮の精鋭兵士を駆り出すため6千の自衛隊が投入された。本書が他の軍事スリラーと一線を画すのは、投入された自衛隊員が銃を構える敵性兵士に何ができるかについて、現実的に掘り下げたところにある。とどのつまり現行法の元では、撃たれて終わり。本作のストーリーでも死屍累々の結果、ヤケクソになってグレーゾーンの極大解釈の結果、初めて武装テロリストに対峙できるというプロットとなっている。そのテーマを際立たせる為に描写についても工夫がある。例えば通常、このジャンルの作品は、対峙する両者を対比して描くことで物語を構成させて書かれることが多いが、本作はほとんど日本側しか描写しない。そのことにより、日本のシビリアンコントロールが現実の有事に対して無力あることを効果的に描写している。そんなことから、本書は実は警告もしくは啓発の意図があったのかしらんと思ってしまう。ローマの時代より大凡国家と言われる全ての国体に議会はなくても軍隊は存在する。軍備を持つことは国家生存と同義であり、その最大の効用は抑止にある。その点では、自衛隊は立派に軍隊の機能を果たしおり、軍ではありませんなどという詭弁を弄すること自体がナンセンスなのである。戦後70年が経過し、東アジア一つとっても中国の軍事的台頭、遂に水爆の実験まで敢行した北朝鮮の突出、不安定な日韓、米韓関係と枚挙に暇がない。このような背景の中、本書のような軍事オプションが成立しないとも限らない。安倍内閣は任期中の現行憲法改正に意欲を示しているが、事が起こらないうちにしっかりと議論を行い対処すべき案件に丸腰で立ち向かうことのないように望みたい。

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2015/11/27

小説とはいえ現実に同様のことが起こった場合、同じようなまどろっこしいことになるのだろうなと思う。 まともに国土、国民を守れる国になってほしい。 戦争反対は誰でも言えるが我々自身を守ることは絶対に必要。 しかし登場人物が多く、一向に前に進まないイライラさせられる小説でした。著者が...

小説とはいえ現実に同様のことが起こった場合、同じようなまどろっこしいことになるのだろうなと思う。 まともに国土、国民を守れる国になってほしい。 戦争反対は誰でも言えるが我々自身を守ることは絶対に必要。 しかし登場人物が多く、一向に前に進まないイライラさせられる小説でした。著者が悪いのではなく国の仕組みがそうなんですが、、、

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2014/06/07

日本の国防を考えさせれるシミュレーション小説。 リアルすぎてついていけないところも数多いですがすごく考えさせられる小説でした。 有事法制がない2001年に執筆されており、有事法制が2003年に整備されたとはいえ、今、有事が起こったら、結局はこの小説のようなことになるのでは?と思...

日本の国防を考えさせれるシミュレーション小説。 リアルすぎてついていけないところも数多いですがすごく考えさせられる小説でした。 有事法制がない2001年に執筆されており、有事法制が2003年に整備されたとはいえ、今、有事が起こったら、結局はこの小説のようなことになるのでは?と思い恐怖を感じます。そもそも、今の有事法制でこのような事態は防げるの?その辺も理解していないのは自分だけではないでしょう。 ストーリーとしては、原発のある敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着し、対戦車ロケット砲で武装した11名が上陸します。警察が出動しますが、圧倒的な武力の差に太刀打ちできず犠牲者が続出します。普通、映画の世界では、こんな時には自衛隊でしょって思うわけですが、有事の際なのに自衛隊が出動できない。災害の際には出動できるのに..そんな現実を見せ付けられることになります。そういった自衛隊の出動について、自分たちの責任のなすりあいをする政府、官僚。一方での現場での命をかけたやり取り。あまりのギャップにつらくなります。 ようやく、自衛隊の出動が決断されますが、ここでも、相手が撃つまでは発砲できず犠牲者がでます。 目の前に敵がいるのに、発砲するためには総理大臣の許可がいる!現場つらすぎます!!交戦規定もない。あいまいな中で、何を信じて命を懸けなくちゃならないのか.. そして、北朝鮮から新たな潜水艦が..潜水艦をどうするのか?中国の動きは?アメリカは?まさに一色即発というところでくだされる決断は... 最後は、あっけなく終わってしまうのですが、それまでの過程がやはり恐ろしい、リアル感が十分伝わってきます。 有事の際に、日本は本当に国民を守ることができるのでしょうか。 戦争はしない、けれど、自分たちの命は守ってほしい。戦争と防衛という難しい課題を正面から見せつけられ、考えさせられる小説でした。 そう、フィクションであり続けてほしい。そして預言書にならないでほしい。 そんな物語です。

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2013/10/01

読めば読むほど怖い。日本の危機管理ってどうなっているの?個人的には、組織とか機関とかいろいろな所属とかよくわからなくて飛ばし読みしてしまった部分もあり。

Posted byブクログ

2012/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本が抱える憲法上の問題や自衛隊と言う ハードウェアはあっても法律・憲法と言う ソフトウェアがしっかりしていないなど 本当にあった事件のドキュメンタリーか? と思えてしまうくらいでした。 (事実、韓国で起きた事件をモデルに しているようですが。) 娯楽作品とは言え考えさせられる 作品でした。

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