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道具としてのからだ の商品レビュー

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2023/04/26

 この本は出版年は二〇〇一年だが、一九六〇〜一九七〇年代の日本全国各地で撮られた、人々が人力と便利な道具で人や物を運ぶ姿の写真とその解説の文章が収められている。  今、ちょうど別の本『大江戸リサイクル事情』で、概ね太陽エネルギー(発電のことではなく、植物が育つ源のことを言っている...

 この本は出版年は二〇〇一年だが、一九六〇〜一九七〇年代の日本全国各地で撮られた、人々が人力と便利な道具で人や物を運ぶ姿の写真とその解説の文章が収められている。  今、ちょうど別の本『大江戸リサイクル事情』で、概ね太陽エネルギー(発電のことではなく、植物が育つ源のことを言っている)と人力で全てを回していた江戸時代の生活のことを読んでいるのだが、まさにそれと同じ姿が、私で言えば“親が子供または若者だった頃”くらいの時代まで、其処此処で見られたということだ。  背、頭、肩、腕、腰などからだのどの部位を使うかで分けられた章立ても含め、まさに“道具としてのからだ”の本であり、食べて太るだけの私はまた別の意味で論外だとしても、ジムに通って体を鍛えるなんていう行為も、からだを道具として使って生活している(いた)人から見たら、ちゃんちゃらおかしいことだろう。

Posted byブクログ

2010/01/09

負う、担ぐ、引く。身体を使って荷を運ぶことをたくさんの写真とともに考えていきます。 掲載されてる写真の中には昭和50年代のものもあるんですけど、自分が知らなくもない時代に、田舎ではこんな風景がまだ残っていたのかとびっくり。あー、でもはいはい、その頃の都市部とそれ以外って、今からは...

負う、担ぐ、引く。身体を使って荷を運ぶことをたくさんの写真とともに考えていきます。 掲載されてる写真の中には昭和50年代のものもあるんですけど、自分が知らなくもない時代に、田舎ではこんな風景がまだ残っていたのかとびっくり。あー、でもはいはい、その頃の都市部とそれ以外って、今からは想像できないくらい隔たってたような覚えもあります。コワイコワイ。トラウマスイッチはいりそう。

Posted byブクログ