深淵を歩くもの の商品レビュー
ウルトラマンティガのスピンオフ小説2編を目当てに読んだけど、それ以外の映像作家ならではのネタのホラー小説がなかなか良かった。 ただショートショートはいまいちだったかな。
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ホラー、特撮、アニメと多彩なジャンルの作品で魅力的なエピソードを生み出している脚本家・小中千昭の作品集。小中氏が参加した「ウルトラマンティガ」の最終話とキリエル人のサイドストーリー、ラヴクラフトの「インスマスの影」を脚色化したドラマのノベライゼーション、井上雅彦監修の書き下ろしホ...
ホラー、特撮、アニメと多彩なジャンルの作品で魅力的なエピソードを生み出している脚本家・小中千昭の作品集。小中氏が参加した「ウルトラマンティガ」の最終話とキリエル人のサイドストーリー、ラヴクラフトの「インスマスの影」を脚色化したドラマのノベライゼーション、井上雅彦監修の書き下ろしホラー・アンソロジー「異形コレクョン」に捧げた数々の短編と多彩な短編集となっている。ただ幻燈館の章の掌編には魅力的な作品が少なかった為評価は4にした。しかし、幻想と怪奇がお好きな方は充分に楽しめる魅力的な数々の世界が構築されている。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「ウルトラマンティガ」等の特撮作品で脚本を担当し、「異形コレクション」等にはホラー短編を寄せていた著者の初の短編集。 最初は映像ディレクターとしてスタートしたということもあって、映像畑での活躍が長いことは今回の個々の作品にも反映されているように思えた。 「異形~」に収録されたものや、クトゥルー神話などバラエティに富んでいる。中でもオススメは冒頭の書き下ろし作品「Read Me!」。アパートの前の住人が、次に来る住人に対して宛てた手紙、という形式で書かれた作品だが、最後まで背筋にチリチリと厭な感覚が残る1本。 但し、これは作品内容とは関係ないんだが……なぜこのレーベル(徳間デュアル文庫)から発刊されたんだろう?ラノベのレーベルで版型が普通の文庫より一回り大きいし、おまけに表紙は可愛いイラストで、書店じゃジュニア向けの書棚にあるし……。
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