古代の幻 の商品レビュー
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[ 内容 ] 文化遺産を世界的視野から読み直すことで、奈良は近代観光都市としての道を歩み始めた。 だが太平洋戦争では、日本主義の根拠としての役割を担わされる。 19世紀後半~20世紀前半の、奈良への錯綜する「視線」を通して、日本近代の姿を浮き彫りにする。 [ 目次 ] 1 シンポジウム―古代という幻の装置(鉄道網の整備と紀行文学;近代観光都市と古都巡礼;15年戦争下の日本回帰) 2 日本近代文学の“奈良”(会津八一―奈良の歌びと;志賀直哉―私が奈良に住んでゐた頃 ほか) 3 奈良を舞台にした作品―50の窓(19世紀末の奈良―近代観光都市黎明;1900年代の奈良―価値の発見と環境整備 ほか) 4 資料編(年表・奈良と近代文学―1868年~1945年;市町村別・対象別主要作品目録) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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