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人間臨終図巻(2) の商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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年齢が上がってきたた…

年齢が上がってきたために、病死が圧倒的に多くなる。森鴎外の最後の言葉は知らなかった。

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暗い内容ですが古今東…

暗い内容ですが古今東西、各界の著名人の死に様をみてとても感動しました。

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面白い死、哀れな死、…

面白い死、哀れな死、堂々たる死、人間の生き様は、死に様を見れば分かるものです。本書は古今東西の著名人の臨終の瞬間にスポットライトを当てて書かれた作品。

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歴史上の人物たちの最…

歴史上の人物たちの最期を綴った本。1巻目は15歳から55歳で亡くなった人たちでしたが、第2巻目の本書は56歳から72歳で亡くなった人たちです。歴史書としてもとても興味惹かれる本です。生き様も大事だけど、死に様はもっと大事かもと思ったりもしました。

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2024/06/08

2023/12/03 人間臨終図巻 Ⅱ 山田風太郎 〜56歳から72歳で死んだ人々〜 Ⅰ巻と違い、取り上げられる人物たち。犯罪者が減った。日本の軍人たちは2巻も多い。 Ⅰ巻では、田中絹代(享年68)が白眉かなあ。 読むたび、毎回印象に残る。 あと千利休(享年69)か。秀吉の怒...

2023/12/03 人間臨終図巻 Ⅱ 山田風太郎 〜56歳から72歳で死んだ人々〜 Ⅰ巻と違い、取り上げられる人物たち。犯罪者が減った。日本の軍人たちは2巻も多い。 Ⅰ巻では、田中絹代(享年68)が白眉かなあ。 読むたび、毎回印象に残る。 あと千利休(享年69)か。秀吉の怒りってなに? それで切腹って、凄まじすぎる。 (~同時に、彼こそ巧妙無比の収奪組織「家元制度」の元祖ともいえる〜これ興味深い) 小林一茶(享年64) ~エゴイズムと強欲の化身であった〜 一茶はオソロしい。 川上宗薫(享年61)、戸川猪佐武(とがわいさむ享年60)も印象的。 2巻でも、いろんな死が出てくる。それに対する風太郎先生の短評が面白い。 内村鑑三(享年69) ~相当に騒々しい死に方といえる〜 杉山元(すぎやま はじめ 享年65) ~夫より妻のほうがみごとな最期をとげたのである〜 川路聖謨(かわとしあきら 享年67)等、本書でその名を初めて知った人物も多い。 Ⅲ巻へつづく ※これもヘビイだ ....

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2022/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生に固執するか、安寧の中に逝くのか、人生のすべてが、その瞬間に凝縮されている。ダンテ、明智光秀、ニーチェ、越路吹雪、シーザー等々、56歳から72歳で死んだ人々の最後の言葉たち。    -20091101

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2021/05/10

あー ペルリがどうので彼がユダヤ人だもんで、てふのはなぁ、あの州はお宗旨で鯨とか「すべて水の中にあって鰭と鱗を持たない者」は食べちゃいかんてふのがあるんだってな。そいでもアメリカ人は鯨食べんけどなぁ。   あとアレな。俺ぁ長野のをっさんだもんで小林一茶は、地元の偉人なんだけぇどな...

あー ペルリがどうので彼がユダヤ人だもんで、てふのはなぁ、あの州はお宗旨で鯨とか「すべて水の中にあって鰭と鱗を持たない者」は食べちゃいかんてふのがあるんだってな。そいでもアメリカ人は鯨食べんけどなぁ。   あとアレな。俺ぁ長野のをっさんだもんで小林一茶は、地元の偉人なんだけぇどなぁ、これ読むまでは地元の偉人で止まっとったんな。  ほいでこれな。「人間様が死ぬ時どうだったかの本」でかの俳句の人を追っかけると、「人間が当時これで死んだ」皮膚病を どうだったかやぁ、フルコンプだった気がする、まぁ読んでみな面白いに、をしてな、その死にかけを抜け出して信州へ帰ってきて、俳句の前に子造りに異常に専念して、一応地獄を見て、ほいで三本目の足が辛うじてってふ状態であれな。なんか端折っとるけぇど。  なんか小林一茶のお墓行ったら下半身への御利益有りさうだよぅ。

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2019/03/28

山田風太郎 「 人間臨終図巻 」 2/3 人は生まれてくる姿は一つだが、死んでいく形は様々であることが よくわかる。 2巻(56歳〜72歳の死)は 1巻のような 悲しさや不運を感じない。 1巻のように 死に 華やかさはなく、2巻は その人物の偉業が 死より前面に出てくる。そ...

山田風太郎 「 人間臨終図巻 」 2/3 人は生まれてくる姿は一つだが、死んでいく形は様々であることが よくわかる。 2巻(56歳〜72歳の死)は 1巻のような 悲しさや不運を感じない。 1巻のように 死に 華やかさはなく、2巻は その人物の偉業が 死より前面に出てくる。その人物の偉業に比べれば、死は 人生のおまけのような感じ。 吉田満(56歳) 「戦中派は自分の一身を〜虫けらのように扱うことを長年教え込まれ〜戦後の混乱期からようやく立ち直ると〜戦争協力者の汚名をそそぐため〜身を粉にして働き〜人生の楽しみ方も知らず〜ぽっくり逝ってしまう」 福永武彦(61歳) 「私たち夫婦は 結婚の始めから終わりまでを 病の中で過ごした」病の中にあっても 暗い影がない生活 小津安二郎の文章がとてもいい。エピソードが人物像を捉えているし、固定カメラで 小津安二郎の最期を見届ける感じがした

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2010/08/09

 第二巻は56歳から72歳で亡くなった人々。第一巻は年齢が若い事もあって、勿論病死の人も沢山いるんだけど、それ以外の理由で亡くなった人が、第二巻に比べると多かったなと、今になって思う。  結核って、何年か前にまたちょっと流行してるとか、偶にテレビで検査しましょうみたいなCMで見...

 第二巻は56歳から72歳で亡くなった人々。第一巻は年齢が若い事もあって、勿論病死の人も沢山いるんだけど、それ以外の理由で亡くなった人が、第二巻に比べると多かったなと、今になって思う。  結核って、何年か前にまたちょっと流行してるとか、偶にテレビで検査しましょうみたいなCMで見たりもするけど、今はもう治る病気だし、あんまり深く考えてなかった。でもこれを読んでちょっと昔は本当に怖い病気だったんだなぁと思った。  サナトリウム文学とか、何かどちらかというと美しいようなイメージばっかりあったけど、やっぱり病気っていうのはそんなものじゃないね。勿論結核以外もそうだけど、闘病の果ての死はみんな壮絶だ。  死に顔が安らで良かったって話はよく聞くが、あれは亡くなった当人ではなく、看取った人たちの救いなんだな。

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2009/10/04

おもに歴史上のさまざまな人物(国内外)について,彼らがどのような死を迎えたのかを焦点に叙述.全3巻.この第2巻は,56歳から72歳で死んだ人々を扱っている.主に次の3点より,今後長く残る名作ではないかと思う;(1)偉人らの様々な「死に様」というのは単純に興味深く,いろいろと考えさ...

おもに歴史上のさまざまな人物(国内外)について,彼らがどのような死を迎えたのかを焦点に叙述.全3巻.この第2巻は,56歳から72歳で死んだ人々を扱っている.主に次の3点より,今後長く残る名作ではないかと思う;(1)偉人らの様々な「死に様」というのは単純に興味深く,いろいろと考えさせられる,(2)各篇に,歴史的背景や人物評が簡潔に添えられていて,これが相当勉強になる,(3)どんな人物がどんな背後関係のもとにどの本を書いたか,ということもよく書き込まれているため,秀逸な読書ガイドにもなっている.第2巻だけでも 533 ページものボリュームがあるにも関わらず,少しも飽きさせず,何回も読んでしまう.いやはや,すごい本だ.

Posted byブクログ