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橘三千代(上) の商品レビュー

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2012/02/06
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県犬養三千代が後宮に入り込み、その頂点を極め、死ぬまでの歴史小説。 自分の子供達を皇室と婚姻させ、最後には娘が皇后となる。また、文武天皇、聖武天皇の乳母であり、持統、文武、元明、元正、聖武に仕えた。前半は、女性としての出世を狙う元気な女の子の話だが、中盤以降は自分の子供を皇室に嫁がせ、ライバルを落としいれ、如何に権力が振るえる立場になれるかを画策する様な醜さが際立ち、読んでいてしんどくなる。天皇の乳母になるために、皇太子と同じ年に自分も出産するように計画するなど、その女ならではの策略に驚く。

Posted byブクログ