分裂病のこころ の商品レビュー
全体を通して、患者の「こころ」が見えるための取り組みについて、特にデイケアを通しての活動について書かれています。 ところどころに出てくる表現に、社会福祉に従事する人達の考えが非常に古く、偏っていることに関する記述に興味を持ちました。患者(障害をもち生活する人)としてではなく、...
全体を通して、患者の「こころ」が見えるための取り組みについて、特にデイケアを通しての活動について書かれています。 ところどころに出てくる表現に、社会福祉に従事する人達の考えが非常に古く、偏っていることに関する記述に興味を持ちました。患者(障害をもち生活する人)としてではなく、福祉の対象者として一面的にしかとらえていないことを改めて考えました。 そういえば、福祉といいながらも、法律に定められている視点からしか対象者をみないということはよくあるのです。制度がないから、サービスがないからとあきらめている(?)ために、本当に必要なことができていません。必要なこと(ニーズ)を提供できるようにするために何が必要なのかを考えさせられました。
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