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16件のお客様レビュー

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文春文庫の“パルプ・ノワール”シリーズの一つだが、ノワールとしては異色の作品。 ブラックユーモアが冴えている。

SPONGIEST!

再就職のためにライバ…

再就職のためにライバルを次々と殺していく男の物語。設定は陰惨ですが、内容は読みやすいです。

文庫OFF

再就職の邪魔となる男…

再就職の邪魔となる男達を続々と殺していく主人公。ノワールの傑作です。

文庫OFF

主人公はリストラされ…

主人公はリストラされたどこにでもいる男。自分の行為に時に悩み、後悔しながらも、極めて計画的に殺人は続いてゆきます。全ては再就職の為・・・。翻訳モノですが、短く章が区切ってあるので読みやすいです。

文庫OFF

2017/03/12

読んでいて気持ちの良い話しでありません。しかし、自身のライバルとなるものを探し出し(この手法は必見!)、ミスをリカバリしながら目的=犯罪を達成していく主人公の姿には、興味を惹かれてしまうのです。

Posted byブクログ

2016/06/30

自分から仕事を取ってしまったらどうなるのか。もちろん仕事が全てではないだろうけど、子どもも小さい今、仕事によって得られるもの、もちろん主にお金が失われてはやはり暮らしていくには厳しいだろうな。そうしたらどうするのか。まぁ今は想像するだけなんだけども、きっとなんでもやるだろうな。昔...

自分から仕事を取ってしまったらどうなるのか。もちろん仕事が全てではないだろうけど、子どもも小さい今、仕事によって得られるもの、もちろん主にお金が失われてはやはり暮らしていくには厳しいだろうな。そうしたらどうするのか。まぁ今は想像するだけなんだけども、きっとなんでもやるだろうな。昔上司が殺人以外なら何をやっても良いと言ったとかなんとか。どうだろうか、それ以外なら何でもやるだろうか。いやもしかしたら人を殺すことで何かを得られるならそれを想像しないでいられるだろうか。もし得られるものが大きいとしても、きっと自分は踏みとどまる。まぁ普通ね。 でもそれをやりきる人もいるんだろう。何でもやるという言葉に嘘もなく。家族のため、自分のために立ち上がり、この世界を牛耳る資本主義に真っ向から戦いを挑み、そして勝利する。カッコ良いじゃないか。 この本はきっと世の中で頑張るお父さんたちに向けた賛歌であり、迷わず行けよ、行けばわかるさ、と言った猪木の言葉も今ならきっと理解できるのである。

Posted byブクログ

2014/02/11

1997年の作品。リストラされた中年男性が、再就職に際しライバルとなる人物を殺していく話。連続殺人なのだが、ミステリーではなくコメディである。主人公が冷静にためらいもなくどんどん人を殺していくのがびっくりするが、殺人鬼でもなく狂気じみているわけでもなく普通に殺すところがおもしろか...

1997年の作品。リストラされた中年男性が、再就職に際しライバルとなる人物を殺していく話。連続殺人なのだが、ミステリーではなくコメディである。主人公が冷静にためらいもなくどんどん人を殺していくのがびっくりするが、殺人鬼でもなく狂気じみているわけでもなく普通に殺すところがおもしろかった。

Posted byブクログ

2013/05/15

失業社会に警鐘を鳴らす作品。 リストラされたビジネスマンが就職活動の邪魔になりそうな元同業者を次々と殺していくという話。主人公は天性の殺人者のようで、行き当たりばったりの犯行のくせに次々と殺人を成功させていく。裏表紙などでは「戦慄のノワール」「シリアスな犯罪小説」と紹介されてい...

失業社会に警鐘を鳴らす作品。 リストラされたビジネスマンが就職活動の邪魔になりそうな元同業者を次々と殺していくという話。主人公は天性の殺人者のようで、行き当たりばったりの犯行のくせに次々と殺人を成功させていく。裏表紙などでは「戦慄のノワール」「シリアスな犯罪小説」と紹介されているが、ほとんどブラックユーモア、というかギャグ小説である。しかし、失業率が上がっている現代日本社会の状況を考えると、現実にこんな事が起こっているのかもしれないという考えが頭をよぎってしまい、単純に笑い飛ばすことができない。経営者の皆さん、人命を守るためにもリストラは止めた方がいいです。

Posted byブクログ

2011/11/15

リストラされた主人公が、再就職のときライバルになると目される、自分と同じような経歴の人間たちを殺そうと決意する。 行き当たりばったりの殺しながら、続けていくうちに計画的になっていき、主人公の頭は冴えてくる。 しかし、それは出発点やゴールが間違った道。踏みとどまるチャンスは何度も訪...

リストラされた主人公が、再就職のときライバルになると目される、自分と同じような経歴の人間たちを殺そうと決意する。 行き当たりばったりの殺しながら、続けていくうちに計画的になっていき、主人公の頭は冴えてくる。 しかし、それは出発点やゴールが間違った道。踏みとどまるチャンスは何度も訪れるが、意図的にか気づかないのか、主人公は見送ってしまう。 教訓くさいことは何も含まれない、純クライムノベル。

Posted byブクログ

2011/07/18

ハッピーエンド? こんだけの行動力があればもう企業とかしたが良いのではとか思ってしまった。ある意味痛快です(笑)

Posted byブクログ