上海ベイビー の商品レビュー

衛慧(著者),桑島道夫(訳者)

2021/07/12

この本で描かれるリレーションシップ、真髄な気がしてしまう。
「11分間」（パウロ・コエーリョ）と「存在の耐えられない軽さ」（ミラン・クンデラ）に共通するテーマが流れる。
中国で発禁になったそうですが、なんで意欲的でアグレッシブな。新しい時代。

2017/01/15

上海のセックス依存の女の子と麻薬中毒の男の子のカップルとその仲間たちの話。
皆チープで情けないんだけどその分一生懸命。

うわっありえない、って思いながら絶対私もこの道をたどってしまう…っていう気持ち悪さはありますが。

2009/10/04

友達Ｎ君に借りた本。こーゆーの苦手なんだよねぇ〜・・・。
都会的でちょっと退廃的でキザなかんじ、みたいなの。
なんつっても『キザ』てのがムリ。生理的にダメ。受けつけない。
文中やたらとワインやら洋画、洋楽やら西洋の哲・文学からの引用とか蔓延っちゃってると萎える。
一言で言えば『背伸び』ってかんじで滑稽に感じちゃうんだよね・・・。読書中ずっと苦笑状態みたいな。
こーゆータイプの作品を読み漁ってる人達も無理矢理退廃的・虚無的な雰囲気漂わせてるナルちゃんが多そうで苦手。
しかも本人は自分の事すごい思想家とかおもったりなんかしちゃってたりして。
詩とか作っちゃってたりして・・・。
なんかそーゆー人達が多そうなイメージがある。
まー勿論、美・芸術はビジュアル的（これが最も大きいというかこの一点に尽きる気がするんだけど）にも西洋は素晴らしいとは思うけど。
でもこの本が中国で売れるってのはなんとなくわかる気がする。
見栄坊で都会的なのに憧れがあって、ミーハー心刺激されるんだろナ・・・。
村上の本も中国ではよく売れてるらしーし。中国はそーゆー時期なんだろな、と。
でもな〜村上の本もこの本も世界各国で結構売れてるらしーしなぁ・・・。
みんな結構キザなのがすきなんかなー？
てか別にキザじゃないのかしらん・・・？俺が感覚おかしいだけなのかしらん・・・？
たしかに日本以外なら西洋といわずアジアでもこの程度は別にキザに感じないって事はありそうだナ。。。
島国日本は特別キザ度低めだからなぁ。
あ、でもこの作品はそんなに拒絶反応はなかったけどね。
『背伸び』的描写とか、作者もその辺どー見られるかわかりながら書いてそうで。
『お？ただのナルちゃんじゃないっぽいなー』と、気持ちのいい裏切りを食らったかんじもした。
中国では性的描写が生々しいとかで発禁になったりしたらしい。まー中国はその辺お堅いからネ。

2009/10/04

中国の若い世代の生き方は？まさか皆がこんなではないのだろうけど･･･読んだ当時はなかなか衝撃でした。

2009/10/04

男の人の翻訳なのに、とっても女性っぽく(作者は女性)、叙情的だと思った。
愛人であるドイツ人がどうも好きになれず、逆に、恋人の天天は繊細で病的で可哀想で
小説に深みを与えていると思う。

2009/10/04

数ある恋愛小説の中でも１番好きなお話です☆あたし的にはﾌﾟﾗﾄﾆｯｸﾗﾌﾞなお話だと思うんだけど･･･☆

2009/10/04

女性作家による、あまりにナルシスな作品。
私も同じ女なだけに息苦しい。
どうして女はこんなに「私　私」という文章を書くのだろう。
しかしこの小説はとても売れたようだし、文章も悪くない。
ただ、私にはこの作品は終止親近憎悪の拭えない作品であった。

2009/10/04

こりゃ確かに中国で発禁処分になりそうな本だな。
でもすっごくおもしろかった。
何がって、感覚が。

2009/10/04

上海ﾍﾞｲﾋﾞｰのｲﾒｰｼﾞ、光る紫色。
ﾁｬﾗがYENTOWNBANDで歌っていた曲と同一名なので買った。ｽﾜﾛｳﾃｲﾙとの関連性は知らない。
主人公ｺｺの思想に中国という国を見直した。

2009/10/04

だいぶ前に話題になっていたような気がする。帯に「新人類文学か？！ポルノ小説か？！」みたいな文句があったけど、言うほどセックスシーンはエロくない。むしろ上海の街の描写の方が、色彩、ライティング、濃密な空気に満ち満ちていて情感豊かで淫靡。