神鷲商人(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
折しも首都移転が決まったタイミングでこの本を手にし、独立直後から首都ジャカルタが出来上がっていく様子が描かれています。ホテルを建設し、独立記念塔が建て、デパートを作り。 当時の苦労する様子を読んでいると、新首都稼働に向けて目が離せません。ガルーダ商人再降臨するのでしょうか。 共産党との関係やクーデターなどインドネシア近現代史も描かれていて盛沢山でした。 この本を読んでいると、まるでインドネシアにいるような感覚になり妄想旅行ができました。
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スカルノとデヴィと、日経商社の皆さんがどうなっていくか、ドキドキものです。 歴史の勉強となる一冊だった。
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P23 こだまよしお P33 蝋燭病というのは、男性性器が溶けてゆくジャワにしかない奇病である。戦時中はこの奇病に侵された兵隊が少なからず存在して(中略)放置しておくと、性器が溶けた挙句に、尿道だけがぶらさがって残ったりする、という恐ろしい話であった。 P49 サリナ計画:日...
P23 こだまよしお P33 蝋燭病というのは、男性性器が溶けてゆくジャワにしかない奇病である。戦時中はこの奇病に侵された兵隊が少なからず存在して(中略)放置しておくと、性器が溶けた挙句に、尿道だけがぶらさがって残ったりする、という恐ろしい話であった。 P49 サリナ計画:日本をはじめ諸外国の企業は、プロジェクトの契約が成立するごとに、何パーセントか政治献金をする。これは革命資金というファンドにプールされて、記念碑建設などの財源にあてられる。スカルノの場合は6%ほど。 P53 人間というのは生まれたときから自分の禄高をもって生まれている。人間の活動の範囲は、この禄高で決まってくると思うんや。 P138 ニクソン訪中以前のことだから、アメリカ政府は中国と国交断絶状態にあり、中国産の物品については輸入禁止措置をしいている。かつらについても、いちいち原産地証明書の添付を要求してきて、中国さんの原産地証明書つきのかつらは、アメリカに持ち込めないのである。
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2011 1 4 商社ビジネスというより、恋愛と政治に話が集中している本。 インドネシアはやはり、広大かつダイナミックな民族大国だ。
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