トライアル の商品レビュー

真保裕一(著者)

2022/09/09

ギャンブルだからこそ公正さを何よりも大事にしなければならない。そんな厳しい世界だからこそ、平凡な物語でも
輝きを増すのだと思う。

2019/02/10

競馬・競輪・競艇・オートレース、それぞれの世界に賭けるプロフェッショナルの矜持と哀歓。

悪くはない、ただ真保さんは長編がいいかもｗ

2017/03/04

4大ギャンブルにまつわる短編集。それぞれの裏舞台が少しだけ描かれていて、ギャンブル話好きとしてはなかなか面白かった。競輪ってアスリート感があってちょっと興味深いな、もう少し調べてみたい。

2015/10/23

競馬、競輪、競艇、オートレースなど公営のギャンブルに関わる人たちの短編集。

短編だけど、それぞれに考えさせられる部分もあって、長編で深堀されたのを読んでみたいかも、と思う話もあり。

レースに出るほうも賭けるほうも私にはあまり馴染みがないので、裏話っぽいトコロも面白かった。

2014/08/26

【本の内容】
父を知らず、調教師の祖父に育てられ、新人騎手として修業を積む高志。

馬の故障を次々と癒し、周囲を驚かせる正体不明の厩務員の過去に、彼は疑惑を抱くが…。

競馬、競輪、競艇、オートレース。

ファンの夢と期待を背に一瞬の勝負に挑むプロフェッショナルたち。

彼らの潔くも厳しい世界を圧倒的な迫力で描く物語。

［　目次　］

［　ＰＯＰ　］
短編集なら言っていただきたい。

収録されていた2作目を読み終わってもまだ、もしかして連作短編かな？とか考え込んでしまった。

最初から分かっていれば、よかったのになぁ。

とつくづく残念。

しかも帯には、「ミステリー」と書かれているけれど、どこらへんがミステリーなのかよく分からない。。。と文句は、これくらいで終わり。

収録されている４作品とも、期待どうりの作品揃いで、大満足。

最後の作品だけが、やや首を捻ってしまう部分もあるけれど、だからといって問題はなし。

「おお。まさに真保裕一！」といえる手堅い逸品。

でも、なんで「ミステリー」なんだろう？

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2014/07/28

these are same stories? actually, different gambles, but horse, boat, auto race are public gambles in Japan. plus main character with their family. that's all.

2016/06/19

『逆風』『午後の引き波』『最終確定』『流れ星の夢』の4篇。いずれも競輪、競艇、オートレース、競馬というギャンブルを題材にした作品です。
「ギャンブル依存症とは日常的な緊張に耐えられない人が、一瞬の緊張感に置き換えようとする逃避行動」というような定義を聞いた事があります。家の近くに競艇場があり、それに通う人のどこか崩れた感じが嫌いで、私はギャンブルが苦手です(もちろん、紳士淑女として優雅にギャンブルを楽しむ人も沢山いるのは知ってますが)。
この本はギャンブルを題材にしていますが、主人公は選手であり、賭けという不正が絡みやすいだけに強い規制に縛られるだけでなく、勝負師としての強い精神力を持っています。そのためギャンブルの崩れた雰囲気がなく、心地よい人間ドラマになっています。
真保さんというと、どうも私の中では『ホワイトアウト』の印象が強く、こんな小説も描くんだという感想。ただ、ギャンブルの世界の裏方事情を知るのは面白いのですが、人間ドラマとしては普通の出来という感じです。

2012/01/02

短編集。ギャンブルの世界で、誠実に生きている人たちの物語。
じわじわ来る感動もの、という感じです。

2011/12/26

読み始めて気がつきました…。読んだこと有ります(^^;
でも、面白くて、最後まで読んでしまいました。
公営ギャンブルのレースに関わる人の短編小説集です。

2011/10/18

公営ギャンブルのプロフェッショナル達のお話。

内容の中心はレースではなく、
将来、家族、自尊心といった葛藤。

あの時、これから…の二つの想いが錯綜する
人生の機微を丁寧に描いた作品。

個人的には、長編作家という印象の強い真保裕一さんとは、
またちょっと異なる趣きも好き。