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加島祥造(著者)
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不易とは、いつもの一抹の影のような存在であり 流行とは、人をあざとくあくまで圧倒する存在なんだ 過去を未来に転じようとする欲望を捨てきれないのです 人間の眼というものは一瞬に随分見てとるものです 欲の目は騒がしく、愛の目は静かだ 「争うな」「欲張るな」「むさぼるな」「足るを知れ」などと口走りながら、今日の碁はまるでその正反対のことをしていたのです
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