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聞き書き 着物と日本人 の商品レビュー

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着物を作る人、着る人…

着物を作る人、着る人。職人たちへの聞き書きが興味深いです。

文庫OFF

2014/08/07

鵜匠、海女、たたら製鉄の技師、焼畑農家、織物職人、まだぎ、学者、料亭の女将、農家、尼僧、悉皆屋、ちゃんちゃんこの仕立て職人、布団の仕立職人、紋章上絵師、帯仕立職人、リサイクル着物店主、能大夫、着付学院院長 著者のまえがきに大きく同意しながらも、着物がこんなにも違う世界に生きる人...

鵜匠、海女、たたら製鉄の技師、焼畑農家、織物職人、まだぎ、学者、料亭の女将、農家、尼僧、悉皆屋、ちゃんちゃんこの仕立て職人、布団の仕立職人、紋章上絵師、帯仕立職人、リサイクル着物店主、能大夫、着付学院院長 著者のまえがきに大きく同意しながらも、着物がこんなにも違う世界に生きる人々の共通項になるのが不思議に思えます。 続きはこちら⇒http://wanowa.jugem.jp/?eid=736#sequel

Posted byブクログ

2020/07/25

悉皆など着物の手入れの職人の話は必読。◆黒川能の下座の太夫上野由部氏や上絵師の話もあり。◆普段着の着物の話で、京大教授の川那部浩哉の羽織袴が七難隠すとか、職人さんが街中でまず目が行くのが帯だそうだ。気をつけよう。

Posted byブクログ

2009/10/04

着物といっても華やかな呉服ではなく、「労働着」「日常生活の一部」と位置づけられる ような着物を、作り手や着る人にじっくりインタビューしてその姿をあらわにしている。 優しい落ち着いた文体で、非常に読み甲斐のある本。

Posted byブクログ

2009/10/04

■着物と人間、仕事と暮らしのルポルタージュ博物館勤務の著者が民俗学的な切り口で、着物と文化と関わる人を取材した労作。まえがきでは「絶滅危惧生物であればすでに繁殖可能個体数割ってしまった状態かもしれない」と着物は評され、現代のきもの産業従事者は厳しい現実を呈しています。しかし、仕事...

■着物と人間、仕事と暮らしのルポルタージュ博物館勤務の著者が民俗学的な切り口で、着物と文化と関わる人を取材した労作。まえがきでは「絶滅危惧生物であればすでに繁殖可能個体数割ってしまった状態かもしれない」と着物は評され、現代のきもの産業従事者は厳しい現実を呈しています。しかし、仕事着として着物を必要とする人達の姿、着物が好きで日常着としている人達の姿、着物の手入れと再生に従事する人達の姿等を取材することにより、着物には伝統と歴史と、多様な分野の人々の支援とニーズがまだまだあることが描きだされていきます。そこに感じられるのが著者の「着物が博物館に飾られるようになっては困る」という熱意。「着物=晴れ着、特別な衣装」ではなく「着物=日本人が長年着て来た衣服=着(る)+もの」の観点で、鵜匠の衣服や野良着から伝統芸能の着物まで、多様な着物と関わる日本人の姿が分かる一冊。【一般向け】(と)

Posted byブクログ